2020年のおわりに。元気で過ごせてよかった。たくさんの人にありがとう。

2020年の幕開けは、クアラルンプールから始まりました。今年1年を振り返ります。

2020年1月

私は寒い冬が苦手で、年末年始の休みは、毎年海外で過ごしていました。スペインや、オーストラリア、LAなどなど。

マレーシアは日本からの移住者の多い国。私もいつか住もうかな。住めるのかな。行ってみよ。と出かけました。

クアラルンプールは私が想像していた以上に都会的で、10年後、20年後の発展が予測できるような活気ある都市でした。いいなあ。住みたいな。将来住むところの候補に入れよ。

当時、仕事で全然うまく進まない事業の3か年計画のことをいったん頭から追い払いたい。忘れたい!と思ってやってきたクアラルンプール。

楽しいなあ。ほんといいところだなあ。と思ってホテルのプールでプカプカと浮いて、トロピカルフルーツをたっぷり食べて、毎日マッサージやエステに行って、幸せに過ごしていました。

そしてつかの間の休みを終えて、過酷な日本での仕事へと戻りました。

2020年2月

2月には、私は再びクアラルンプールにいました。

事業計画は、いろいろな人との協働で進んでいるものの、あまりHappyな計画にならないことがわかっていました。リアルからは遠い計画。誰もかれもが、責任を取ろうとしない。それは私もでした。一体何のための事業計画なのか。日々本当に疲れて過ごしていました。ああ疲れる。寒いし、本当に疲れるな。と思って、会社の人には言わずに、勝手に再びマレーシアへ行き、仕事をしたり、ホテルの部屋でのんびり過ごしていました。

このころ、コロナウィルスのことがだんだん深刻になっていました。私はその時まだ、あまりリアルに状況が把握できていませんでした。「そんなに大げさに騒がなくても。」と。

2月の終わりには、状況は変わっていました。

またすぐそのうち行こう、と思っていたクアラルンプールにもう行けないなんて。いや、クアラルンプールだけではない、1番の楽しみだった海外旅行に行けなくなる日がやってくるとは。フランスにももう行けないのか。直近では1年に5回以上も海外旅行に行っていた私。なんかおかしいなと思ってたんだ。もう行けなくなることがわかっていたかのように、ここ4-5年は、急かされるように、いろいろな国に行きまくっていました。

そしてこの1か月後に、まさか自分から会社を辞めることになるとは。そして、そのすぐ後に、家を片付けてADDressで生活することになるとは、2月の段階では夢にも思っていませんでした。

2020年3月

3月の最初の月曜日に、思いもよらない(いや、想定内ではあったかも)ビジネスディシジョンがあり、今後の計画を立て直さなくてはならなくなり、私と同僚は追い詰められました。信頼できる人に内密に連絡し、どうするのがいいか、頭を突き合わせて考えました。その時、私は会社を辞めることを決めました。それが一番いい決断かもしれない。そうしよう。

その時は、取るものも取りあえず、とにかく会社を辞めてなくては。どうやって?チームのみんなになんて言う?みんなが未来に期待を持てるように辞めるにはどうしたらいいの?いろいろなことを大急ぎで決めなくてはいけなくて、すごく大変でした。

会社を辞めることを決めたときから、ADDressに入会し、今日に至るまでのことは、今までのブログに書いてきたので、今日振り返るのはここまでです。

人生は何があるかわからない(本当に。)

私は2020年の始まりに、クアラルンプールのホテルのプールに浮かんでいた時、来年の今頃、まさしく2020年の12月に、静岡県でのんびり富士山を眺めることになるとは夢にも思っていませんでした。2020年は、まさしく、人生は何があるかわからないんだ。というリアル体験をしたというわけです。

激変の1年だったのですが、今日、私はとても幸せいっぱいです。

・1年間元気に過ごせてよかった

私は体が丈夫ですが、会社を辞めて、多拠点生活をするようになって、ますます健康に気をつけるようになりました。でもよく考えてみると、ADDressを始めてからのほうが元気になった気がします。太陽の陽を毎日浴びて、あちこちでくたくたになるまで楽しく遊び、おなかが空いて、たくさん食べて、夜はぐっすり眠っています。仕事をしていた時のように、疲れているが故のマッサージとか、そういうことにあまり時間を使いたいという欲求がなくなりました。

・新たな体験がたくさんできてよかった

ADDressでの生活の中では本当に色々な体験ができました。他者との共同生活はもちろん、長年していなかった(そして今までは、もうすることはないだろうと思っていた)車の運転を再開しました。日本中、北海道から九州まで、いろいろなところに行きました。高速バスにも乗ってみました。地元の人しかいないディープな銭湯にも入ってみました。

今まで小さな世界に住んでいた私にとって、一つ一つの出来事が新鮮でした。

・いろいろな人にありがとう

まず、今まで長くおつきあいしてきた人たち。家族も含め、私のチャレンジを応援してくれてありがとう。私は多分反対されたとしても、今の生活を選んだと思うけど、初めてで不安なことをするときに、反対されるよりは、応援してもらったほうが心強い。

そして、私のいろいろな旅の話を興味深く聞いてくれてありがとう。ちょっと大げさすぎる冒険なのでは?実はすごく困っているのでは?と心の中で思った友人たちは、「困ったら私の家に来ていいよ。」とも言ってくれた。嬉しかったし、私も、困った人がいたらそう言えるようになろうと思いました。

それから、今年新たに出会った多くの人たち。ADDressで出会った人たちには本当にお世話になりました。いろいろなことを教えてくれて、楽しい時間を過ごすことができて、本当に感謝しきれません。そしてその数!多分この半年で、日々、新しい人に複数会っていたので、およそ200人以上の人と、いろいろ話しました。すごい。

そして、Emilyの活動をしている中で新たに出会った人たちもいます。このブログを続けていくことに一緒に協力してくれた人たち、遠くに住んでいるのに、わざわざ時間を作って会ってくれた新しい友人。私も精一杯、みんなのことを応援していきたい。本当にありがとう。

まとめ

私にとっての激動の2020年が終わろうとしています。今日は富士山を眺めながら、1年間を振り返り、来年の目標を決めようかなと思ってやめました。

来年、私はどうなっているかなんて、わからない。私が何者なのかも。どこかにたどり着くのか、着かないのか。わからない。今日を生きよう。幸せに生きていこう。

あらためてすべての人に感謝を。これからくる年が、みんなにとって素晴らしい1年になりますように。

そしてすべての人が、今夜もよい夢を見られますように。

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