ADDress 多拠点生活 荷物はどうやって減らしたか?‐その1分析フェーズ

最近、いろいろなところで「アドレスホッパー」という名称で、定住居を持たず、バックパック一つで定住先を決めずに移動している人たちが紹介されています。

私もADDressのサービスを使うことになった時、一番心配だったのは荷物のことでした。

当時、35平米の1K住まいだったので、それほど持ち物が多いわけではなかったのですが・・。

しかも、35平米のマンションに引っ越す前には、70平米のマンションに住んでいて、そこから35平米への住居へ引っ越す際にも、かなり「断捨離」しました。

荷物を減らした経験はあるものの、必要最低限の荷物レベルまで極限に減らす、ということができるのだろうか。と不安でした。

私は、コスメやファッションが好きで、洋服やバッグ、靴、アクセサリー、化粧品などをたくさん持っています。日々、どれを組みあわせようか、と考えることが人生の楽しみでもあります。

長く生きている分、家のなかには思い出の品もたくさんあって、好きな家具や食器があるし・・。と非常に悩みました。

最終的には、(試行錯誤の末ではありましたが・・)荷物をある程度減らすことができました。(もうちょっと頑張りたい)

振り返ってみると、「断捨離」にはいくつかの壁があり、この壁をクリアするために、現状や、環境を良く分析してみてからアクションをすることをお勧めします。

成功の法則としては、「How」からスタートしない。ということだと思います。どうやって減らすかの具体的な手法は、最初の段階でしっかり分析をしたうえで選択するほうがスムーズに事が運びます。

ステップ1.荷物を減らすための課題を整理する

荷物を減らすためにあらためて考えなくてはいけないのは、2つの課題があるということ、それをどうやって解決するかを考える必要があるということです。

①大切なものとどうやって決別するのか、という心理的な課題 
②実際にどうやって物を減らしていくのかという具体的な行動の課題 

なので、この2つをクリアすることが先決です。


私自身は、試行錯誤だったので、実際には一つずつ行動を起こし、問題にぶち当たり、それが「何の問題なのか」と整理することで、結果として荷物を減らしてきたわけですが、環境分析として簡単に示すと、下記のようになります。

ステップ2.自分の置かれた環境を客観視する


大切なものと決別したくない。でも物は減らさなくてはならない。となった時には、視点が狭くなって、「いやだなあ」という感情だけが先に立ってしまいます。そうなると前に進まないので、自分の状況を客観視することが大事です。環境分析のフレームワークを使って簡単に整理し、客観視してみました。

1.外部環境
今時、物を捨てるということには、相当な手間と費用が掛かる

2.内部環境
私の家の中には、そんなに物は多くないけれど、多拠点生活をするには多すぎる量の荷物がある

3.顧客分析(私の気持ち)
大切なものを捨てたくない。だけど持っていけるものには限りがある

ステップ3.物が整理できた時のメリットは何かを考える

私の場合、仕事を辞める目的は、新しい体験をする、今の仕事の延長線上から少し離れた視点で次のキャリアを考える。ということでした。

それには多拠点生活がすごく魅力的に思えたことを思い起こしました。
私がすごく大切にしてきたもの、断捨離するものたちと引き換えにするのは、「新しい自分」なんだ。それが本当に欲しいかどうか、もう一度考えて!と自分に問いました。

最終的な気持ちの落ち着け方と断捨離の具体的な方法

最終的な結論として、捨てたくないけれど(捨てなくちゃいけないことはわかっているのに!)、持っていくことはできない。

どうして捨てたくないのか? → 「好きだから、大切だから」「思い出があるから」本当に好きなの?→コンマリさん的手法で「それって本当にSpark Joyする??」それって、最近5年で使った?見返した? → ・・・・。

まず、第一段階として、本当にSpark Joyするものだけ。Spark Joyしないものは処分、Spark Joyするものであっても、プラスこの5年で使っていないもの、見返していないものは捨てる!と決めてランキングの低いものは処分しました。(写真はSpark Joyもしませんし、5年以上、見ていませんでしたが、今回データ化するか悩み、そのまま、取っておくことにしました。そういう例外いくつまで、と決めても作ってもいいと思います。)


いろいろ考えてみて思ったのは、ネックになっていたのは、「大切なものを取っておきたい」、ということよりも、「捨てたくない」という気持ちのほうが強いことでした。こんな物でも、だれか、ほかに使ってくれる人がいるなら、手放せる。(かも)

実際のアクションこの中で実際に荷物を減らすためにしたことは以下の4つです。

☆引っ越し業者さんによる引き取り
☆メルカリ
☆人にあげる

※捨てるそれ以外のものはサマリーポケットというサービスを利用して、箱5つ以内に収める。

大切にしてきたものを捨てたくない、と考えたとき、一番良かったのはメルカリだったと思います。
メルカリでは、最終的に30万円ほど購入いただくことができました。

このようにして、断捨離に成功、多拠点生活に向けてのはじめの一歩を進めることができました。

断捨離して数か月が経ちましたが、今私は全く困っていません。引き続き、おしゃれも楽しんでいます!結論として、想像していた以上に、減らしてよかったと思っています。

また別の機会にメルカリのノウハウについてや、どうやって少ないもので楽しく暮らしているのか、を書きます。

今夜もよい夢を見られますように。

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