ADDress 多拠点生活 京都 酷暑の京都の過ごし方。死ぬほど楽しい1週間。

京都には、今まで仕事や勉強(京都芸術大学で美術史の通信教育を受けています。今は休学中)で幾度となく訪れたことがありますが、正直、京都があまり好きではありませんでした。

夏は暑く、冬は寒い。年間を通して観光客の多い京都ですが、景観の美しい季節には、恐ろしいほどの人混みと道路の渋滞。そしてビジネスの面においても、京都のしきたりは難しく、いろいろな失敗がありました。

私にとってはそれが、京都が好きではなかった理由です。

私には、東京から関西に移り住み、京都で起業した友人がおり、彼女に会いたいと思っていたので、次の滞在先は関西、ということになりました。幸運にもADDressの京都の拠点がオープン!週末は東京から別の友人もジョインすることになり、じゃあ行こう!京都。となりました。

さて、気温35度、酷暑の京都。(それもあんまり好きじゃない)どうやって過ごそうか。

結論としては、とっても楽しい1週間になりました。

東京から京都へのアクセス

京都へはANAのサブスプリクションサービスを使って伊丹空港へ、伊丹からバスで京都駅というルートで行きました。

東京から京阪神へのアクセスは、新幹線が一番スムーズですが、伊丹から京都へは所要時間も50分、バスは20分に1本と数も多いので、関西へのアクセスは、飛行機もありだな。と思いました。

宿泊した場所

今回宿泊したのは京都東寺の拠点です。古民家風の新築宿、の表現がぴったりの、新しい施設です。個室の中に、専用のバス、キッチン、トイレがあります。

京都駅から歩けますし、近隣には大きなイオンモール以外にも、近隣に小さなスーパーや、コンビニもあるので、自炊派の私には嬉しい環境です。(スーパーでは、腹開きのうなぎ*頭がついてる!をみたり、牛肉コーナーが広い!など面白いです)

アクセスがいいところにある東寺の拠点。京都はバス網が発達していますので、どこに行くのも便利ですし、後述しますが、シェアサイクルがとても便利でした。

メイントピック

酷暑の京都を楽しむコツは、まずは、暑さと渋滞を回避すること。そして、京都らしく涼をとることです。

1.暑さと渋滞を回避する

京都は、早朝から拝観できるお寺がたくさんあります。私は毎朝5時に起きて、いろいろことをしました。

1.朝の清水寺(朝6時から拝観できます。人が少なくて、ほとんどだれもいない・・)

2.東寺の御影堂で朝の生身供に参加(朝6時から。だれでも参加できます。毎朝通っていらっしゃる近隣住民の方がいらっしゃり、なんとなく空気を読んで、座って参加してきました。)

3.ACE HOTELのstamp town coffee で朝の静かな時間を。(朝7時から。普段は混んでいますが、朝はすごく空いてます)

朝、または午前中に、行きたいところ、みたいものをみて、お昼には拠点に戻り、さっぱりとシャワーを浴びて、洗濯し、昼寝したり、本を読んだりしていました。

シェアサイクルPIPPAが大活躍

移動にはPIPPAというシェアサイクルを使いました。5日間のデイパスを2,000円で購入してどこに行くのも大体自転車で移動。

京都エリア | PiPPA ピッパ
スマホがあれば誰でも簡単にご利用可能なシェアサイクルサービス、PiPPA京都エリアのご案内です。新たな交通手段としてみなさまの生活をサポートします。

京都東寺の拠点のすぐ近くにステーションがありますし、ステーションの数が多いので、観光に便利です。

京都は、もともと住人の自転車利用が多い場所です。(大丸にも高島屋にもに駐輪場がある!百貨店に駐輪場があるなんて!!)昨今の観光客増による、渋滞等の問題解消のために、シェアサイクルステーション設置や、道路の整備が行われたようで、自転車フレンドリーになっています。(課題はありそうですが。)

私はシェアサイクルは数年前にハワイでbikiを利用したことがあります。 bikiと比較してよい点、残念な点を比較すると

良い点:一時駐輪ができる。ステーションがないところでも、自転車を停めることがことができます。bikiの場合は、目的の場所の近くのステーションを探して、そこに駐輪する必要がありますが、PIPPAは、一般の駐輪場に停めて、スマートフォンで一時利用キーをかけて施錠することができてとても便利でした。ステーションが少ない地域へも出かけることが可能です。自転車の乗り心地もよかったです。

残念な点:ステーションがわかりにくい。京都の美観を守るため、という目的なのか、路地の奥とか、住宅地の中にステーションがあることが多く、看板等も出ていません。アプリのの地図はこの辺りを指しているけどここ入っていっていいのかな・・というような場所にあります。

PIPPAは京都以外でも利用できるサービス(宮崎、大阪、東京)なので、難しかったのかもしれませんが、最初から、美観を損なわないようなロゴを用意して、わかりやすく表示されていればもっと利用しやすいと思いました。

やはりバス移動に比べると、スムーズに移動できてとてもいいです。運動にもなりました。

※京都の自転車事情

前述したように、京都は自転車文化がそもそも発達していた地域なので、自転車の利用マナーが人それぞれ違っていて、ちょっと危ないことがあります。

自転車専用通路には歩行者が入れないようにする、とか、自転車は車と同じ左側通行にするとか、ルールとしては決まっているのに、利用者がなかなか昔からの慣習から変われないという現状があるようです。自転車利用者が多いオランダとか、オーストラリアなどは、交通ルールが明確です。車、バイク、自転車、歩行者とそれぞれがルールを守っていると事故やストレスが減ります。今後のさらなる道路の整備とともに、利用者のモラルも上がっていくんだろうなと思いました。

シェアサイクルを活用するための便利グッズ 

シェアサイクル利用の際にとってもよかったのは骨伝導イヤフォンです。骨伝導って、どういうことなのかな、と思いましたが、普通以上に音質もよく、快適です。購入したものの、今までは普通のイヤフォン的にしか使用していませんでしたが、今回Google Mapのナビを聞きながら、行きたいところに行くことができました。

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涼をとる

今回、友人と一緒に貴船の川床を体験しました。ふじやさんというお店を予約して、貴船口まで車で迎えに来ていただきました。

【公式HP】京都"元祖川床"発祥の老舗料理旅館 貴船ふじや
本当の“かわどこ”を体験するならはずせない【元祖川床の宿】懐石に使う川魚は創業以来“生簀もの”臭みのない本来の味を楽しめる。≪貴船神社徒歩1分≫観光拠点に◎

この日は晴天で35℃。貴船は山の上であれど、それでも、うんざりするような暑さでした。

ところが川床のお席に案内していただいた瞬間。え?と思うくらい涼しい。気温が10度くらい違う感じがします。

風が吹いて涼しくて、川の流れる音も涼やかでした。畳にお膳というお食事スタイルはなかなか大変で、足が痛くなっちゃったけど、緑と清流の中で、美味しい素敵なおひるごはんを食べることができました。昔の人の知恵ってすごいな。

こんな風にして暑さと渋滞を避けて、京都の1週間を過ごしてみると、京都っていいところ。生まれて初めて京都が好き。と思えた1週間でした。

また来ようっと。

おまけの情報

芸術を楽しむ

今回は、京セラ美術館と、国立博物館で展示を観ました。京セラ美術館に関しては下記にまとめています。

新しい京都を楽しむ

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今回は、ACEホテル京都と、新風館。それから立誠ガーデンヒューリックを見るのも目的でした。写真は朝の時間を楽しんだ Stumptown Coffee Roasters です。私はポートランドが大好きで、当分行くことができないので、懐かしく時間を過ごしました。

新しい京都。とても素敵になっていました。京都ってパリみたい。と表現される方がいらっしゃいますが、私もその通りだと思います。

私はパリが大好き。とっつきにくいところがあるのに、人を魅了して止まない街。京都が古き良き場所であるとともに、世界一の素敵な日本の都市であってほしい、これからますます、新旧が共存しながら発展することを祈り、新たな京都のファンになったのでした。 

一方で、今京都の観光産業がとても大変なだということを多方面から聞いていましたが、目の当たりにすると、かなり複雑な気持ちになりました。

今度、京都の観光をしていて、思考停止について考えたこと。について書きたいと思います。

今夜もよい夢を見られますように。

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