会社を辞めることにした理由。3つのことが重なると運命がつくりだされる。

今時会社を辞めることは珍しくはないですが、私にとっては大きな決断でした。

今年の3月の初めの月曜日まで、会社を辞めるということを現実的に考えたことは皆無だったからです。(願望としてはありましたが・・会社辞めて自由になりたい!とか。)

会社を辞める理由には、会社の事情と個人の事情の両方があると思います。それに運とか、縁とか、タイミングもあると思います。今回、この3つがぴたりと重なって、晴れて会社を辞めることができたので、状況を整理しておきたいと思います。

会社の事情

今まで会社を辞めることを考えたことがなかったのは、まず仕事が好きだったから。自分がやっている仕事が、自分が心躍るような経験、成長ができる機会になっていたし、良い仲間にも恵まれていました。働くことはそれなりにストレスが多いものの、私にはメリットのほうが多かったからです。

私が関わっていた事業は、直近で非常に厳しい状況にあったので、もし万が一、この事業がうまくいかずに、悪い方向に進んでいったら、働く人たちはつらい状況に置かれるだろう、辞めてしまうひとも増えるかもしれない。と思うことがありました。私は、なんとかこの事態を良い流れに持っていかなくては、というのと同時に、万が一の時には、自分が残るメンバーと厳しいであろう道を最後まで進んでいこうとも決めていました。逃げるわけにはいかないんだ。と。

一方で、もし、私でない誰かがチームを率いていってくれたら、この厳しい状況が好転するのではないか、と思う気持ちがないわけではありませんでした。若くて優秀なメンバーがたくさんいたし、彼女たちは私のことを頼ってくれていた一方で、彼女たちの能力を十二分にを発揮できる環境を作れていたか、ということについては自信がありませんでした。

私の事情

私は自分関わってきた業種、職種において、長いキャリアを持っています。直近で努めていた会社にも通算15年くらい勤めていたので、ベテランの枠に入っていたと思います。

自分の仕事に誇りがある一方で、このまま、60歳(会社は65歳まで雇用してくれるかもしれませんが)まで今の会社で仕事を続けていって、そのあとはどうするんだろう。という不安がありました。

健康を維持することができれば、80歳くらいまで働くことはできそう。そうなるとこれから30年。今まで働いてきたのと同じくらいの期間働くことになると考えたら、どうすべきなのか。ほかの道を探すべきではないか。という考えが常に頭の片隅にはありました。

運とか縁、タイミング

そんな状況で働いていた中で、3月の初めの月曜日がやってくるわけです。会社の事情を書くことはできないのですが、あることがきっかけになって、「あ。会社を辞めるなら今なのかも。」とふと思いました。でもこのときは「ふと思った」だけでした。

現実的には、働かなければ収入が途絶えます。先のプランも何もなかったので、会社を辞めることは現実的ではないですし、私自身本当に「ふと考えた」だけでした。自分の誇りにもなっている大好きな仕事を手放すことは、あまりにも非現実的なことでした。

でもその月曜日から、よくわからないけれど「今、会社を辞めたらどうなるんだろう」と「少しだけ現実的に」考え始めました。

その時になんとなくいろいろな検索をしていて、ADDressに行き当たり、あ。こんなサブスプリクションサービスがあるんだ。と感心しましたが、その時もあまり現実感はなく、「ふうん。」という感じでした。

ただ不思議なことに、この後、約1週間で、本当になんの確信もなく、プランもなく、辞めるなら今。と心が固まりました。

「仕事を辞める」「転職しない」「1年間考える」

今でも、月曜日の出来事とADDressとの出会い、この両方がなければ、会社を辞めることはなかっただろうなと思います。

振り返ると、会社を辞めるには、会社の事情、私の事情、運とか縁といういろいろなタイミングが重なると、現実になるんだな。と思います。無意識的に、そういうタイミングを図っていた、ということなのかもしれません。

客観的に、冷静に考えれば、働きながら、次のキャリアを考えられることのほうがcleverだとは思います。パラレルでお試ししながら、ということもできたと思います。転職するなら、このブランク期間は大きな不利益ということも理解しています。ただ、こういうタイミングっていうのは、なかなかないものだと思います。論理よりも、直感や、偶然性を重視することにしたわけです。

私の選択が正しかったのかどうかはわかりませんが、とにかく自然にステップが踏み出された、という感じでした。

会社を辞める公の理由

会社の人に、自分が辞める理由を告げなくてはいけませんから、退職理由を明確にしなくてはいけません。

  • 若いチームメンバーに仕事を任せられる時期が来たということ
  • 私自身が将来的のライフプランを描いていくときに50代前半からネクストステップを踏み出したいということ

この2つをお話しして、快く送り出していただくことに成功しました。いろいろ大変な時期に温かく送り出していただけたこと、とてもうれしかったです。

残るメンバーに心からのエールを送ります。

まとめ

こうして無事、会社を辞めることができました。8月末で本当に会社と縁が切れたのと、ADDress生活も、無事2か月を過ごしているので、どこかで退職した理由をまとめたいと思っていたのでスッキリしました。

せっかくできた大切な時間を、大切なことに使いたいと思います。

今夜もよい夢を見られますように。

 

会社を辞めるということ
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