葉祥明といえば、私の小学生の時の懐かしい思い出。
私は小学生のころ葉祥明の作品がプリントされたタオルを持っていて、そのタオルをすごく気に入っていました。ちょうど「いちご新聞」を読んでいた世代ですから、当時流行していたのでしょう。
あのタオルは、母が買ったのか、自分で親にねだったのか、友人からもらったのかは、すでに定かではないのですが、タオルのことだけをものすごくよく覚えています。
それは、ものすごく触り心地のいいタオルで、何度も何度も洗濯されて、色が褪せていって、それでも大切にしていたタオル。学校のプールの授業がある時にも、持って行っていたような記憶があります。
子供心に、こんなにすごい景色が本当にあるのならにいつか、見てみたい。心の片隅でずっと夢見ていた場所が阿蘇です。(そのころはもちろん、阿蘇ということは知らなかったわけですが)
大人になってからは長い間、国内旅行に関心がなかったので、阿蘇のことを忘れかけていたのですが、突然思い出し、行こう。熊本へ。南阿蘇村へ。ということで憧れの阿蘇高原絵本美術館に行ってきました。
美術館はこじんまりとした建物に原画や、絵本が展示してありました。私のタオルのイメージを再現するような作品は残念ながらなかったのですが、美術館には庭があり、その庭はまさしく、あのタオルの絵のような風景が果てしなく拡がっていました。
庭のベンチに座ってしばし感慨深く、子供のころに考えていたことを思い出していました。
子供のころの私が、叶えたかったいろいろな小さな願望。
例えば、1日中遊んでいたいとか、欲しいものが何でも買えたらいいな、とか、ケーキをワンホール食べてみたいとか。どこまでも、どこもまでも遠くに行ってみたいとか。
今私は、1日中遊んで、どこまでも遠くへ、そしてあのころ行ってみたかった場所へやって来ることができている。
大人になってよかったな。
北鎌倉にも葉祥明氏の美術館があるみたいなので、鎌倉の拠点に泊まった時にでも立ち寄ってみたいと思います。
今夜もよい夢を見られますように。
コメント
Emilyさん、こんにちは。私もいちご新聞愛読してましたし、葉祥明さんの絵は大好きでした。熊本に美術館があるんですね。
いつも楽しみに拝読してます。急に朝晩寒くなりました。お身体気をつけて引き続き楽しいjiyu lifeを!
キョーコさんこんにちは。コメントありがとうございます! いちご新聞懐かしいですよね。子供のころのことって、おおよそ忘れていますが、強く思い出に残っていることがあります。
いちご新聞のことはずっと忘れていたのですが、阿蘇に行こうと計画しているときに突然思い出し、サンリオショップに行くときのワクワク感とか、すべてのものが入らないちょっとしたせつなさとか、いろいろ思い出しました。
今朝の東京はすごく寒いです。キョーコさんもお身体ご自愛ください!引き続きブログを見てくださるとうれしいです。