ADDress 記念日。ADDressを始めて1年が終わります。

1年間仕事を休んで体験しよう!と始めたADDressライフは、2021年6月25日で1年を迎えます。写真は初めて訪れた富良野。あれから1年。早かった。楽しくてあっという間でした。1年を振り返ります。あとは今後のことを少しだけ。

この1年で行ったところ

(ADDress以外の滞在*も含みます)ADDress拠点は38拠点。

  • 北海道(富良野、札幌ABCD、小樽AB)
  • 福島県(会津/大内宿*)
  • 栃木県(矢板、益子)
  • 茨城県(大洗、阿字ヶ浦)
  • 東京(上野(AB)、浅草、雑司ヶ谷、新宿、二子玉川)
  • 神奈川県(三浦、鶴巻温泉C)
  • 静岡県(熱海A、蒲原、用宗、榛原)
  • 長野県(白馬)
  • 京都府(東寺、西大路)
  • 岡山県(奉還町B、福山、倉敷児島)
  • 広島県(尾道A)
  • 香川県(直島*)
  • 石川県(金沢ABC)
  • 島根県(津和野)
  • 福岡県(門司港)
  • 大分県(湯布院*)
  • 熊本県(阿蘇*、宇城)
  • 宮崎県(日南)
  • 鹿児島県(鹿屋)

思い出に残るところベスト3を挙げると、榛原(静岡県)、鹿屋(鹿児島県)、金沢(石川県)です。

思い出に残るところ、というのは「よかった場所」と単純には言えない場所です。私の心に何らかの変化を感じさせた場所、感性を刺激した場所ということです。

たくさんの人に出会った1年

リピートした拠点もありましたし、ホッピングしながら長く滞在したエリアもたくさんありました。本当にたくさんの人に会って、0人だったFacebookのお友達は60名を超えました。連絡先を交換しない方も含めれば、多分200人近い人に出会ったのではないでしょうか。

1年で200人以上の人と一緒に暮らす生活。こういう生活をして、価値観や考え方、生き方が変わらないわけありません。

ADDressを始めたばかりのころは、右も左もわからず、多くの会員さんや家守さんにいろいろなことを教えていただきました。

一緒に暮らした人たちとは、いろいろなことを話し、彼ら、彼女らの考え方、生き方、価値観、生活の仕方を見て、聞いて、多様な人と暮らす豊かさを知りました。

初めて体験したこと、始めたこと

ADDressの生活では、今までテレビや新聞のニュースを見て「わかっていた気になっていただけだった」ということを思い知るような出来事がたくさんありました。1年間いろいろな「社会勉強」ができて、よかった。チャレンジができたことで自信にもつながりました。

・運転とガッツレンタカー

30年ぶりに運転を再開しました。もう車に乗ることはないだろうと思っていたのですが、地方で暮らすには、車はまだまだ不可欠な存在んなんだということがよくわかりました。ペーパードライバー講習を受けて、破格の安さを誇るガッツレンタカーにも挑戦しました。自分一人では恐ろしくて借りることはなかったであろう価格設定。今では、行く先々の近くに「ガッツレンタカーあるかな。」と探してしまいます。

株式会社テニア | ペーパードライバースクール
ペーパードライバースクール
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・高速バス

多くの会員さんが高速バスを利用しているので、私も利用を始めました。時間はかかるけれども、快適な高速バス。高速バスが物語る世の中の事情も体感することで理解が深まりました。

・動物に触る

私は動物が苦手でした。ペットを飼いたいと思ったこともありません。でもADDressの生活では、動物、特に、熊とか、猪とか、鹿とか、ヤギとか、都会の生活では、耳にすることがないような動物の話題に事欠きません。私は、驚いたことにヤギのことが好きになり、ヤギを触ることができるようになりました。そして動物が好きな人の気持ちもちょっとわかるようになりました。

・誰もいない家に泊まる

ADDressでの生活では、拠点に一人で泊まる経験をしました。初めての家で一人きり。古くて、床がギシギシなるような家で夜ひとりで過ごすことは恐怖でした。今でも、一人で過ごしたくはないですが、まあいい経験になったなと思っています。

・電車に乗れなかったこと

Suicaが使えないJRがあることを初めて知りました。そして、1時間に1本しかない駅には、当たり前ですが改札口がいつも開いているわけではないということも知りませんでした。電車に乗るルールが今ひとつわからなかった私は、富良野で1時間に1本しかない電車に乗ることができない、というみじめな体験をしました。

地方には、クレジットカードや電子マネーが使えないところはたくさんあり、ずっと使っていなかったゆうちょ銀行のキャッシュカードを持ち歩くことは必須になりました。

・電気風呂に入る

関東大震災、そして第二次世界大戦時、空襲で焼けた東京とは異なり、西日本には、古い建物がたくさん残っています。その名残で銭湯も多いそう。拠点で「電気風呂」の話題になり、私も入ってみたいと思って京都では銭湯の体験をしました。地元の人しかいない銭湯。ディープな体験をしました。電気風呂は、ビリビリして、感電して死んでしまうのではと思うほどでした。もうあんまり入りたくはないけど、「私は電気風呂に入ったことある」と思うと、ちょっと自慢です。

・ブログをはじめとするSNS 

私は自己開示が苦手で、ADDressを始める前まではSNSは閲覧専用でした。多拠点生活や新しいチャレンジを記録しておこう。そしてあまり得意ではないことにチャレンジしようと思い、このサイトを作りました。Twitter、Instagram、note でも発信をするようになりました。

ブログ120記事、Twitter600投稿、Instagram100投稿 note17記事を書きました。ADDressでいろいろところに行ったことで、旅の記録はもちろんのこと、その時々に思ったことを書き続けることができました。

ブログ:よく読まれた記事

榛原の記事も大変多くの方に読んでいただきました。(行ったところベスト1の場所)

記事については、経年が立っているもののほうが閲覧数が多くなるのですが、直近で書いた大洗の記事はすごくたくさんの方に読んでいただいています。

ADDressを始めてよかった

いろんなところに行って、いろんな人に会って、新しいことをたくさんした1年間。あっという間でした。

仕事を辞めて将来のことを1年間考えよう。と思ったけれど、結局何かが見つかったわけではなかった。でもそれでもいい。そう思ったのは、6月に放映されたテレビ番組への取材協力の様子を見た人たちからの反応でした。

私はADDressを始めて、自分には何もないことを痛感していました。いろいろな人にお世話になってもお返しできるものもこともあんまりない。だから今までは苦手で避けてきたADDressイベントへのご協力や、取材協力は、積極的に受けてきました。

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NHKBSのCOOL JAPANという番組の協力では、ADDressの良さを紹介しきれたかどうかは疑問の出来上がりになっていた(あまり人との交流部分が映っていなかった)のですが、私の周囲の反応は、どのひとからも「なんかすごく幸せそうだったー」というものでした。

私の周囲はいわゆる「普通の常識的な人たち」なので、私の今の生活を無謀すぎると心配しています。好意的に取らない人もいるだろうなと思っていたので、実名のFacebookではADDress関連の発信はしておらず、SNS上ではEmilyの名前を使っています。

だからテレビに映ることはちょっとドキドキだったのですが、私が本当に幸せそうで、みんな安心したと思います。NHKというブランドも手伝って、家族も喜んでいました。

今は、この1年の生活が、先の何にもつながっていないのですが、私としてはいろいろな体験ができ、幸せを感じ、周りの人を安心させることもできた。そう思って本当にいい1年だったと感じています。

これからのこと

さて、これから私はどうやって生きていこう。少しリハビリ的に仕事をするもよし、せっかくヤギに目覚めたのだから、もう少しこれを追求してみるのもよし。と思っています。

このブログを読んでくださっている人は、私の家族や友人か、ADDressの会員の方たち、またはオンラインサロンでお知り合いになった方たちが主だと思います。

オンラインサロンの方には「ああ。あの多拠点生活のひとね!」と覚えられていると思うのですが、そのうち「ああ。あのヤギの人ね!」と言われるようになるかもしれません。

一方で、ヤギのことは、「頭で考えたこと」のような気がしています。私は今までの人生の中で、大きく方向転換したときには必ず、「自分の意思とは別の力が働く」というような形で新しい道に進んでいます。そう思うと、今はそういう感覚はあまりない。だから、もう少し「今日楽しいこと」をして生きていこうと思っています。

最後に

いつもブログを読んでくださっている方々、本当にありがとうございます。閲覧数を見て、読んでくださっている方が少なからずいるということが、ブログ更新のモチベーションになっています。

私のことをいつも応援してくれる、家族や友人たちにも感謝しています。家族は、温かく見守ってくれているし、友人たちは心の支えになってくれる。最近ちょっと嫌なことがあって、友人に相談したときに、彼女たちのやさしさと賢さにあらためて気づきました。素敵な友人がいるって、本当に幸せなことです。

ADDressで出会った多くの人たちにも感謝でいっぱいです。いろいろな人とたくさんの話をして、様々なつながりができました。助け助けられ、お互いを応援し合える関係、認め合える関係、尊重し合える関係、家族でも友達でもない、でも大切な人たち。そういう人と出会えたことは、私の人生の中での財産になっています。

まとめ

さて!ADDress生活の2年目がはじまります。1年目は北海道富良野から始まったADDressライフでしたが、2年目の始めも北海道からスタートすることにしました。

ADDressも私が契約したころとは少し変わって、いろいろなプランが用意されています。今までとは違うADDressライフを送るのもいいかも。

楽しみ!

今夜もよい夢を見られますように。

コメント

  1. 一年、沢山の出会いがあったのですね。
    梅雨のない北海道、爽やかですか?
    久しぶりに京都に来ています。
    湿度が高い街中で、ブログの更新を楽しみみしております。

    • めーさん。こんにちは。久しぶりの京都、楽しんでいらっしゃいますか?
      京都の夏は暑い。でも、奥深い場所で、何度訪れても魅力的な場所。パリみたい。
      めーさんをかたちづくるピースの一つが京都なのでしょう。素敵ですね!

      • しばらくお休みされること伺いました。
        ブログファンとしては寂しいですが、今日も良い夢をみてくださいね。
        それでは。

        • めーさん、コメントありがとうございます。
          少しお休みして、リフレッシュ中です。暑い日が続いています。
          身体に気をつけて、素敵な夏をお過ごしくださいね。

  2. はじめまして、私は現在大学の卒業研究で航空サブスクリプションと多拠点居住をテーマに論文を執筆しています。Emilyさんのリアルな体験談楽しく拝見させていただきました。つきましては、こちらのブログに記載されていらっしゃる内容を多拠点居住をしている方の実際の声として執筆の参考にさせていただきたくコメントにてご連絡いたしました。寒い日が続いておりますのでお体にお気をつけてお過ごしください、それではお返事お待ちしております。

    • コメントありがとうございます。青山さんの研究内容についてお伺いして、お返事させていただきたいので、詳細をTwitterDM等にてお知らせください。

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