蜷川実花展 ―虚構と現実の間に― を観てきました。
札幌芸術の森美術館は、札幌駅から地下鉄、バスを乗り継いて約1時間。自然に囲まれた素敵な美術館でした。
企画展は、人も少なく、ニナミカワールドを堪能しました。人は少ないながら、訪れているのはさすが!若い人ばかりでした。
展示室内は写真撮影はOKエリアとNGエリアがありました。人が少なかったこともあり、OKエリアでは、たくさんの写真を撮ることができました。
NGエリアには、たくさんの人のポートレートがあり、それがとても印象的でした。
人の表情というのはとても複雑。表情は奥深く、シャッターを切るその一瞬で多くのことを物語る。シャッターを切られるその瞬間が構図になる感じがすごい。
そういう表情の奥深くじっと眺めるのも楽しいし、蜷川実花さん的なセンスと被写体のセンスの融合もすごく楽しい。一瞬で、ハッとするようなデザインが出来上がる。
かなり多くのポートレートがあったのですが、いいなと思ったのは、坂本龍一さんと、森星さんと、市川実日子さん。それから富永愛さん。
やっぱりモデルさんっていうのは、撮られながらもそれがどういう「絵」になるのかがわかっているんだと思いました。撮られ方がうまい。
そして、才能豊かな人、「何かある人」は、フォトグラファーがその人の奥深くの「何か」までを移し撮っている。という感じがしました。
私は、市川実日子さんという女優さんが大好きです。映画やドラマを見るたびに、特別な人だと感じます。写真を見たとき、あらためてやっぱりこの人は只者ではない。という感じがしました。うう。素敵だった。
2020年8月23日まで開催されているようです。
私は美術に詳しくないけれど、アートが好きなので、またよい展覧会を見たときには、そのことを書きたいと思います。
今夜もいい夢をみられますように。
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