私は美術好きです。世の中には様々な芸術がありますが、私は、小説や、音楽と比べると、美術、特に絵画、工芸が好き。西洋美術が好きで、中でも、ルネサンス以降の時代の新しいものが好きです。現代アートも好きです。
直島はアートの島として有名。私は李禹煥氏の作品のファンなので、ぜひ直島に訪れてみたかった。国内旅行にはほぼ興味がなかったのですが、以前から直島には(あと金沢も)ぜひ行っていみたいと思っていたのでした。
直島に行くなら、春か秋。気候のいい時に行きたい。せっかく行くなら、ベネッセアートサイト直島に泊まりたい。会社員時代には、自分の都合がつく3連休とか、季節の都合がよい時を見計らって、ベネッセアートサイト直島のHPを見ると、いつも予約がいっぱい。
ずっと来てみたかったけれど、なかなか来られなかった直島。やっと訪れることができた直島。期待を裏切らない、ものすごくいいところでした。
直島へのアクセス
直島へはADDressの倉敷児島の拠点から行きました。車を借りるか悩みましたが電車を使いました。瀬戸大橋線の茶屋町から宇野行の電車に乗り換えて、宇野港からフェリーに乗りました。
近代的でピカピカのフェリー「あさひ」(帰りは「なおしま」)に乗って、約20分ほどで直島に到着します。瀬戸内海の穏やかな海を眺めているとすぐ着いてしまいます。私は今回、中国地方に3週間もいたので、瀬戸内海はもう「慣れたもの」になっていたのですが、もし、東京からきて、初めてこのフェリーからの景色を見たら泣いちゃうかもしれないほどの美しさ、フェリーの中からさっそく直島への期待が高まります。
直島についてフェリーの写真を撮っていたら、直島に住んでいるらしきおじさんに、「いい日に来たね!天気も良くて最高だ。楽しんでね」と言ってもらい、ますます良い気分に。
今回はベネッセハウスに宿泊したので、島内は、ほとんどホテルの宿泊者専用のバスを利用しました。
宿泊した場所
ベネッセアートサイト直島
ベネッセアートサイト直島は、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、1992年に美術館とホテルが一体となった施設です。
ホテルルーム
今回はパーク棟に宿泊しました。目の前に広がる瀬戸内海。ホテルのお部屋は、特別豪華ではない普通のツインルームなんですが、この目の前の絶景や、静けさ。ファシリティとしての島内の送迎、あとはホテルの方のホスピタリティを考えると、価格に見合った満足なホテルでした。
レストラン
敷地内には、フレンチレストランと日本食レストランがありますが、チョイスが少ないのと、予約が取りにくい。そして島内には夜営業している飲食店がすごく少ないので、食事に関してはあまり満足できないかもしれません。
テラスレストラン 海の星(フレンチレストラン)で(なぜか)、アメリカンブレックファーストをいただきました。*メニューにPetit déjeuner って書いてあるんですが、前菜(小さい前菜が10種くらいあるプレート)、卵&ベーコン、フルーツ、ヨーグルト、パン、ジュース(または牛乳)、コーヒーと豪華な朝食です。
晴れた朝といえども11月。寒くなってきていたので、一番遅い時間のスタートにしてもらって、テラスで海を見ながら豪華な朝食をいただきました。朝からおなかいっぱい。
ラウンジ
1Fにはラウンジスペースがあって、窓からの絶景と、水の屋外展示を観ながらお茶がいただけます。7:00~23:00 まで利用可能なので、時々下に降りて行って、良い音質の音楽を聴きながらコーヒーを飲みました。
敷地内展示
敷地内にはいろいろな展示があります。
私の好きな杉本博司氏の作品がたくさん。
また、テレジータ・フェルナンデスの「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」が印象的でした。これは館内の通路に設置されたインスタレーションで15,000ものガラスキューブでできてるそうです。昼と、夜では趣が変わって、夜はすごくきれいでした。
また草間彌生さんの黄色のカボチャは昼間はものすごい人だかりで写真を撮るのが大変ですが、夜はだれもいなくて、静かで怖いくらいでした。
メイントピック
ベネッセアートサイト直島滞在中に李禹煥美術館、地中美術館、ベネッセミュージアムハウスに行きました。ミュージアムはすべて、滞在中は何度も入館が可能。ベネッセミュージアムハウスは、一般の人が入れない時間に鑑賞できたり、説明付きのツアーもあるようでした。
李禹煥美術館と地中美術館については別のブログにまとめています。
まとめ
今私は、「やりたいことを先のばしにしない」と決めて生活をしています。ずっと行ってみたいと思っていた直島。来てよかった。本当に。
今夜もよい夢を見られますように。
コメント