ADDressでの生活では、基本的には東京を「ホーム」としています。だいたい、月間3週間くらいは、ほかの拠点で過ごすことが多いので、月1-2回、4-5日とか10日間とかを東京で過ごしています。
不思議なもので、東京には月の三分の一しかいないのに、ほかの拠点から東京に向かう時には「自分の家に帰る」という気持ちになります。
日本国中に出かけていると楽しくて、東京に帰らなくてはいけない用事がない時には、「別に帰らなくたっていいんだ」と予定を変更して、気に入った地域に長く滞在したり、どんどんアップデートされるADDressの新拠点に急遽予約を入れたり、と「帰りたい」という気持ちにはあまりなりません。
でもいったん、東京に戻って、数日を静かに過ごしてみると、それはそれで、とてもいいものです。「日常」っていう感じがします。
これから先、人の「住まい方」は多様になっていくであろうと考えた時、ADDressの多くの家での滞在が、「行く」ではなくて、「帰る」というような感覚になるように進化するかもしれません。そういうサービスになっていってほしいなと思います。
日本中のいろいろなところに「帰る」生活になると、必然的に人生の風景が変わるのかもしれないな。と思います。私は、そういう未来を楽しみにしています。
さて、東京にいる日の1日、ですが、東京では、こんな日々を送っています。
今回、主に書こうと思ったのは④ルーティンな日常 です。
東京での過ごし方
①用事を済ませる
歯医者とか、美容室とか、役所とか、東京でなくてはできないこと、東京でするほうがいいことなどをまとめてしています。
②友人と過ごす
東京に友人が多いので、「今度いつ東京に戻ってくる?」的な質問がすごく多いです。以前よりも会う機会が多くなった人もいます。ただ、最近はどこでも、だれとでも話すことができるので、日本国内のみならず、海外在中の人ともオンラインで話すようになってきています。なので東京にいる間は、オンラインでもオフラインでも友人と過ごすことがあります。
③ちょっとしたエンターテイメント
比較的長く、1週間、10日間と過ごしていることが多いので、東京でも少し、観光地にいるようなエンターテイメント的な過ごし方、例えば美術館に行ったり、おいしいお店を探して訪れたり、というような過ごし方をしています。
④ルーティンな日常
仕事を辞めて、特に予定のない日はどのように過ごしているのか。ということですが、かなり規則正しく過ごしています。そして、ルーティンの一つ一つに、仕事をしていた時にはなかった「感覚」があります。
東京でのルーティンな日常
・起きる
毎朝6時半にアラームが鳴るようにセットして寝ていますが、実際に起きるのは、7時から8時の間くらいです。基本的には「起きたいとき」に起きています。最近は特に寒いので、ベッドの中で「起きたくないなあ」とぐずぐずしていますが、「起きて朝ごはんをたべようっと。」とか、「早く起きないと1日が短くなっちゃう」とか思って起きます。
この、「起きたいときに起きる」というのは、かなり幸せ感があります。仕事をしていた時は、疲れていたせいもあるし、朝起きるのがつらかった。ちょっとでも予定より遅くなると、そのあとの時間をすごく急がなくてはならなかったからか、早く起きていたものの、「寝坊した朝は不機嫌タイム」っていう感じでした。
「朝起きる」がHAPPYになったことは、仕事を辞めて、大きく変わったことの一つです。
だってそうですよね。今日も生きていて、素晴らしい1日が始まる朝、「生きててよかった。今日もいい日にしよう。楽しみだなあ」と思えることほど幸せなことはないのではないでしょうか。
・歯磨きやスキンケア
歯磨きやスキンケアには、それぞれ5分から10分くらい時間をかけます。そんなにこだわりはありませんが、新しい歯磨き粉や、スキンケアアイテムを試すのが楽しいです。効果にこだわる、期待する、というよりは、使ったことのないものを使うのを楽しむ。という感じです。
私は化粧品会社に長く勤めていたので、スキンケア製品などの「ストック」をたくさん持っていました。ADDressを始めるときにだいぶ整理したのですが、この半年、ほぼ買い足しすることなく現在に至っています。今までなんとなく買い足ししてきたけど、実際には半年買わなくてもまだある、ほどたくさん。それくらい不必要なくらいストックを持っていたんだ。そうだよね。顔も口も頭も身体もは一つしかなくて、意外に小さいですもんね。
・着替えて、メイクアップ
私は基本、365日、朝起きたらメイクします。特別なことはしないのですが、調整する、みたいな感じです。顔に色をつける、というよりは、肌色を明るく、ふっくら見せたい、逆にシャープに見せたい、または、目立たせたい、目立たないようにしたい、などを少しずつメイクアップで調整して、所要時間10分程度という感じです。
その後、何を着るかを決めます。これも今日は寒い(暑い)というような気候条件に合わせて服選びをするのはもちろん、できる限り「昨日とは違うテイスト」のものを選んで来ています。
私はADDressに来る前は、35㎡の1Kの部屋の壁一面がクローゼットになっている部屋に住んでいました。収納がたくさんある部屋、というのが私の部屋探しの条件でした。多分、全部合わせれば300着近くあったのではないでしょうか。仕事柄、洋服を購入する枚数もかなり多かった。でもそれでも、私は1つ買ったら、一つ捨てる、という風に決めていたので、かなり整理されていましたし、新陳代謝の良いクローゼットだったと思っています。
気に入って購入した洋服たち。それを減らす時にはかなり「つらいこと」のように感じていましたが、実際には今は、オンシーズンで、トップス、ボトムスそれぞれ10着ずつくらいを着まわしていて、(季節以外のものはサマリーポケットに預けています)意外に楽しく着回しができています。
身体も一つしかないし、1週間は7日しかない。10着×10着を単純に組み合わせれば100通り(実際にはワンピースや、スカート、パンツがあったり、シャツとカーディガンなどがありますからもっとバリエーションができるんですが。)そう考えれば、原則的な必要数がわかるはずです。今まで私は何のために数学を習ってきたのでしょうか。
管理する服の数が減ると、時間が生み出されるので、それもメリットです。
お気に入りを厳選することが大変ではありますが、「厳選する能力、センス」が磨かれるかも、という可能性はあると思っています。いずれにせよ、数少ないもので楽しく暮らすことは可能です。
・アウトプットいろいろ
毎日、1-2時間、多い時は3時間くらい、何らかのアウトプットの時間を作っています。このブログはもちろん、SNSへの投稿や、入会しているオンラインサロンへの掲示板への投稿(毎週テーマがあり、毎日メールが来るのでそれに関する投稿)などをしています。
何かを書くことは、自分の思考を整理することになります。レスポンスしてくれる人がいると嬉しくて、書き続けることが苦でなくなります。
私は本来、自分のことを話すのが苦手なので、今まではSNSを避けていたし、あまり親しくない人に自分のプライベートなことを聞かれるのは苦手でした。
でも、会社を辞めたり、ADDressで生活することになったので、良い機会だから、日記的な記録を残す作業をしてみよう、と思ったのと、SNSの仕組みを実際に体感したかった。このふたつを目的に、いろいろなアウトプットを始めました。毎日何か書き、毎日何か発信ができています。
・インプットいろいろ
仕事をしている頃は、何でも「忙しくてできない」または「もっと時間があればやりたい」という言い訳のもとにやらなかったことがたくさんありました。
でも過去には、社会人大学院に通って卒業した経験があるので、その2年間は、本も月5~10冊は読んだし、5000字程度のレポートは週2-3回書いていたし、卒業する直前には、まとまった文章を3か月くらいかけて書き上げ、さらにこの2年間の間、同期生とともにお酒を飲んだり、遊びに行ったりも頻繁にしていました。
だから、「時間がないから」は単なる言い訳でしかないことはわかっていました。でも、やっぱりここ5年くらいは、何もできずにいた、というのが実情でした。
東京での日常では、本を読んだり、ウェビナーに参加したり、英語の勉強をしたり、というような左脳的なインプットと、美術館に行ったり、映画を観たりするような右脳的なインプットと、いろいろしています。このようなインプットに1日3-4時間は時間を使っています。
・食事作り
食事は基本的に自炊しています。私は食べることへの興味がすごく少ないのですが、健康でいたいと思う気持ちはあるので、栄養バランスを考えて、できるだけ簡単で、身体によいものを作って食べています。
ADDressでの生活の中で唯一、自分の「好き」を叶えられないのは、「食器類」です。東京の拠点の食器はシンプルですごく素敵なものですが、自分の好みのものを気分で使い分けるというようなことには限界があるので、その分、見た目がカラフルになるような食事を作って食べています。
基本的に、食への情熱が低いので、料理が下手で、作るのが面倒です。なので、なんでも2回分くらい作って冷凍したり、前日の料理をアレンジさせたりして、食事のたびに1品作り、2-3品「おかず」があるようにして食べています。
・散歩/散歩がてら買い物/運動
東京の拠点は、「歩いてすぐ」のところには、お店がないものの、(私は以前は、浜田山というところに住んでいて、そこには徒歩5分圏内に、コンビニ、スーパーが3件ずつあったので、それに比べると、ですが)1-2キロ圏内まで範囲を拡げると、いろいろな種類のスーパーなど、食料品店があります。
なので、歩いて30分程度、散歩がてら、スーパーに買い物に行ったり、近くにある美術館や公園に出かけたりして、運動の代わりにしています。出かけない日は、運動しなかった罪悪感を払しょくするために、youtubeで簡単なストレッチとか運動を30分くらいしています。
洗濯や掃除などの簡単な家事も運動の一部。と考えています。
1年くらい前に、運動の効用について
脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 ジョンJ.レイティ (著), エリック・ヘイガーマン (著), 野中 香方子 (翻訳)
という本を読んで、運動の大切さ、というか運動しないことの恐ろしさを感じました。運動せずに座り続けることは、喫煙よりも体に悪いといいます。
楽しく幸せに生きていくためには、身体、精神が健康であること。そして、知的な生活ができることで、さらに人生がよりよく豊かにがなっていく。と考えています。
多拠点生活で、日本各地に滞在しているときには、物珍しくていろいろなところをよく歩きます。でも東京にいるときには、「生活の中で意図的に歩く」ということをしないと運動不足になってしまうため、1日1回、少しでも出かけるようにしています。
・夜は何もしない、というかやりたいことだけ、をする
夜18時くらいから寝るまでは、基本的に好きなこと、やりたいことだけをします。早めに夕ご飯を食べて、のんびりするか、映画をみるか、本を読むか、友達と話すか、ブログを書くか、などその時にしたいと思ったことをしています。
ADDressで次にどこに行こうかなあ、というような楽しい計画をしたりもします。
そして、お風呂に入って、早めに寝ています。
エアウィーブにしてから、本当によく眠れるようになりました。エアウィーブにしたからよく眠れているのか、日中、日光を浴びているからよく眠れているのか、ストレスがないからよく眠れているのかは本当はわかりませんが、多分、エアウィーブ、結構いいのではないかなと思っています。
まとめ
ということで、「無職の私」の東京での普段の1日をまとめました。毎日、大したことはしていませんが、1日はのんびりと、そしてあっという間に過ぎていきます。何気ない、普通の生活をすることに幸せを感じるということも、ADDressでの新たな発見です。
今夜もよい夢をみられますように。
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