広島尾道は、人気拠点でいつも予約がいっぱいです。訪れたほかの会員さんの話を聞くといい話ばかり。行ってみたいなあ。せっかく行くなら、1週間くらい連泊したい。
ずいぶん前から楽しみにしていた尾道に、やっと来ることができました。
尾道には、海があり、山もある。交通の便がいいので、自動車、自転車、バスどんな手段でも観光できる。田舎過ぎず、都会過ぎないので、自炊用のちょっとした買い物は便利だし、お食事するところもたくさんあります。
ちょっと(5分くらい)船に乗って向島へ。なんて、まるでヴェニスにいるみたいでした。尾道ではのんびりした(いや、意外にアクティブかな?)8日間を過ごしました。
尾道へのアクセス
直近、京都に滞在していたので、大阪(東梅田)から尾道まで高速バスに乗りました。中国バスの、びんごライナーというバスです。料金は4,200円でした。
びんごライナーは、普通の4列バスで、大阪から尾道までの所要時間はおよそ4時間半。夕方(16時半)大阪発で、21時ころ尾道につきます。バスは空いていて、1名で2席使って利用できました。
家守さんにご連絡して、遅い到着の旨お伝えしたところお受入可能とのこと。バスは、拠点のすぐ前の「浄土寺下」のバス停に停車するので、夜遅い到着でも安心でした。
宿泊した場所
ADDressの尾道拠点は、いつも予約がいっぱい。行った人からは「尾道よかったー。」という話を聞いていたし、家守さんがすごくいいよ。というのも聞いていました。
実際に宿泊してみて、①拠点が素敵& ②家守さんが素敵& ③場所が素敵 の3拍子揃った拠点なんだな。ということがわかり、人気拠点である理由が理解できました。
南側に面した大きな窓からは、海と向島がみえます。静かで、穏やかな海。晴れている日は、水面がきらきら光って、とてもきれいです。朝早く起きれば、拠点に居ながらにして、美しい朝日を見ることができます。
今回の尾道滞在では、瀬戸内海の海の穏やかさ、水面の反射の美しさをいたるところでみることになります。瀬戸内海の魅力ってこういうこと!それを拠点の窓からも、十分堪能できます。
尾道邸はできたばかりの拠点で、施設が新しく、そしておしゃれな拠点です。どこにも観光に行かなかったとしても、拠点そのものを楽しむことができます。
家守さんが素敵。それは、拠点の予約のやり取りからスタートします。家守さんからは、味わいのある不思議な文体のメールが届きます。拠点につくと、家の中に様々な心遣いがあり、面白いメッセージもたくさんあります。
実際にお会いしてみると、まるで物語の中から抜け出てきたような、見た目は似ているけど、タイプは全然違うというご姉妹。不思議な雰囲気(かわいい)のふたりの家守さんです。滞在中はいろいろ本当にお世話になりました。
メイントピック
しまなみ海道をサイクリング
尾道に行くなら、しまなみ海道をサイクリングでしょう!と思っていたら、以前に尾道に訪れたことのある友人から、「体力ない人は無理無理」と言われたので、観光案内所の人に相談してみました。生口島の瀬戸田港まで船で行って、そこから、多田羅大橋を渡り、大三島まで行くコースなら、一番アップタウンが少ないですよ。と言われたので、行ってみました。
休憩しながら2時間くらい自転車に乗って(もちろん電動)瀬戸内海の景色と、サイクリングを楽しみました。柑橘の島、ということもあって、蜜柑の木をたくさん見ることができます。かわいかった。
ADDressの生口島の拠点にも立ち寄り、外からそっと見て、「いつか来ますね」と心の中でお伝えしてから、また船に乗って尾道へ帰りました。
サイクリングは、その方の体力や、気分に合わせて、いろいろな方法で楽しむことができます。
各所にレンタルサイクルできる場所があり、自転車は、各島で乗り捨てもできます。だから、体力の限界が来たら、ライドをやめて、公共交通機関を使って帰れるので、だれでも安心してトライができます。万が一の時のサポートも整っています。
道は自転車フレンドリーになっていますし、あらゆるところに案内板があり、迷うことはありません。そして、トイレ、休憩所が、随所に準備されているので、本当に不安なくサイクリングを楽しめるのがしまなみ海道なんだな。と思いました。
向島を探検
・サイクリング
しまなみ海道を長くサイクリングするのもいいですが、尾道の向かい側の向島で遊ぶのも楽しいです。わたしはむしろ、そちらのほうが好きでした。
拠点の近くから渡し船が出ていて、110円で自転車とともに向島へ渡ることができます。(尾道拠点には滞在中100円で利用できる自転車が2台あります。)乗船時間は5分くらいで、常時往復しているので、10分も待てばすぐに船に乗れます。(こういうのがヴェニスっぽい)
向島は結構大きな島で、大型スーパーや、ホームセンター、ドラッグストアなどもあり、想像していた「島」とは違いました。新しく建築された商業施設や家屋も多く、なんか住みやすそう。と思いました。造船所があるので、経済的に街が豊かなのでしょう。
渡し船が着く場所から、南側のビーチまでは海沿いを自転車で40分くらい走ります。そうすると、目の前には何も遮ることのない、ものすごくきれいな海を見ることができます。
・海をただただ眺める日々
毎日のように向島に行って、穏やかな海を日々見つめて過ごしました。サイクリングの途中の休憩所や、海の目の前のカフェなどで、本を読んだり、考え事をしたり、ずっと海を見ていました。
あまりにも美しい景色を長時間見ていると、なぜ自分がここにいるのか、と不思議な気持ちになります。海や太陽とまっすぐに向き合って、「自分がいいと思うことだけをしよう。きっとそれでうまくいく。」と心の中で確信しました。
海を見ながら、たまたま「Dream it Possible」という曲を聞いていたのですが、いい曲。と思って、私の多拠点生活のテーマソングにしようと勝手に決めました。
向島休憩所から見える夕日は絶景です。
・高見山
高見山からの景色がきれいらしい。ということで登りました。
尾道市立 花自然活用村というところの横から遊歩道があり、そこから頂上へ上ることができます。この遊歩道は多分ほとんど使われていないようで、暗く、足元も悪い感じでした。(ちょっと怖い)40分くらいかけて急な遊歩道の階段を上って、頂上につきました。苦労して登った頂上からの眺めは最高!でした。
いい運動にもなりましたが、展望台は車でもアクセスできるようなので、車で行ったほうがいいと思います。晴れた日の夕方に出かければ、最高の夕日を眺められること間違いなしです。
おまけの情報(というか、失敗談 *笑える。笑えない??)
尾道市立美術館や千光寺公園のある高台から見る景色がとてもきれいです。
夕方ちょっと散歩のつもりで自転車で出かけてしまい、Google Mapを頼りに進んだ結果、恐ろしく細い路地(それも階段)に迷い込んでしまい、結局自転車を担いで山の上まで登るという、今までの人生にない経験をすることになってしまいました。展望台で会ったおじいさんに、「すごいねえ!」とほめてもらいましたが、ちゃんと調べてから行けば、こんな目に合うことはないはずです。
山の上からの夕暮れの景色はきれいでした。秋の夕暮れ。ガクガクになった足を休めながら遠くをのんびり眺めました。
まとめ
ということで、海を眺めてのんびりしつつも、サイクリングしたり、山に登ったり、自転車を担いだりする意外にアクティブな8日間を過ごしました。
ADDressでの生活を始めてから、朝日、夕日を見ることが本当に多くなりました。会社員時代だって、高層のオフィスから美しい夕日を眺めることはできただろうに、朝だって毎朝5時には起きていたのに。そういう余裕は全然なかった。忙しかった日々。
素敵な尾道に滞在した8日間はほとんど快晴でした。
秋だし、外を楽しむのは今しかないな。と思って日々外で遊んでいましたが、尾道には、U2という素敵な施設や、おいしい飲食店などがたくさんあるようで、今回は外食のアクティビティはほぼなしで、心残りでした。
また冬、外のアクティビティがしにくくなる、冬の間に再び尾道に来たいな。
かわいい家守さんにもまた会いたい。
今夜もよい夢を見られますように。
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