東京でのんきな午後を過ごしていたら、滞在していた会員さんが「お昼ごろまた新しいADDress拠点がオープンしてましたよー。なんか読み方わかんないけど「ようむね？」「用事の用になんか 〇〇宗（むね）みたいな字のところ」と話しかけてきました。
用宗（もちむね）と読むらしいです。
へー。ほんと？また新しいところがオープンかあ。あれ？静岡？。私は、蒲原での滞在が決まっていたので、地図で場所を確認すると、用宗は、蒲原から電車で1時間ぐらいらしい。行ってみようかな。
本当は、12月30日に蒲原を出て、東京に戻る？東京に戻って、年末年始は都内のホテルにでも。いや。ほかのところに行く？または静岡から小田原あたりに行ってみるか、と全然予定を決められずにいました。
よし。じゃあ、どんな所か全然わかんないけど、用宗っていうところに行ってみようか。
用宗へのアクセス
蒲原の拠点から用宗の拠点へは、東海道本線で1本です。所要時間は1時間くらいですが、私は清水の駅で途中下車して、三保の松原を観光してから、用宗へ向かいました。三保の松原からは美しい海と富士山を眺めました。風が強かったけれど、暖かい日でした。
用宗の拠点は駅から徒歩で行くことができます。道もシンプルで、迷いません。（私でも）
宿泊した場所
用宗の拠点では、202号室に滞在しました。この部屋は最高です。南向きで広く、日中は太陽がさんさんと部屋の中を明るく照らし、ベランダからは（小さく）海が見えます！
静かで居心地のいい部屋。長期滞在したい拠点です。
キッチン、ダイニング、リビングは広くて、まだできたばかりの拠点ということもあり、リフォーム後のピカピカな感じも嬉しい。
拠点には1台自転車があります。
用宗拠点を予約したら、すぐに家守さんからとっても丁寧な、利用ガイドや、カギの開け方動画などが送られてきて、「いい家守さん」だなという予感。
実際にお会いしたら優しそうな方。もともとはゲストハウスをしようと思っていたけれどもADDressをTVで観て、やってみたいと思ったとのこと。オープン記念ということで、お菓子をご用意してくださっていました。利用後アンケートなどもご用意されていて、すごいホスピタリティ！
・名前だけ聞いていた会員さんに偶然出会う
こちらの拠点では、私が知っている会員さんと同じ拠点で生活されている方がご一緒でした。直接お会いしたのは初めてだったのですが、いろいろとお話しを聞いていたので、お互い「いつもお話しを聞いてました！」と盛り上がり、すごく楽しかったです。
家守さんという存在、ADDressというサービスの不思議
偶然出会ったその会員さんと、用宗邸の家守さんの「丁寧さ」の話をしていて「オーナーさんや家守さんは、拠点をオープンする時は、いろいろ準備をして大変だし、いい拠点にしたいなっていう夢があるもんね。私たちも応援したいよね。用宗を宣伝しなくちゃ。ADDressやってよかったなって思ってほしい」みたいな話になりました。
こういう時、やっぱりADDressって、不思議な、特別なサービスだなと思います。ADDressという会社が提供しているサービスに、家を提供するオーナーさんと、管理する家守さんと、利用する会員。
サブスプリクションというビジネスモデルの特性上、家守さんと会員には、直接的な利害関係は生まれないので、関係ないといえば、関係ない間柄なのに、なぜか頑張っている家守さんを応援してしまう会員。
家を大事にして、丁寧にケアしている家守さんの拠点では、私も家をきれいに保とうと努力します。ちょっと管理が行き届いていない（と私が思う）拠点でも、家守さんがいい人だったら、ちょっとお手伝いしようと思ったりもします。
でも逆に、こちらからの質問に対しても、全く連絡をくれない家守さんだったりすると、「私もそこまですることないかな」と、お部屋の掃除がルールの最低限になったりして、あらためて拠点というのは、ADDressに関与するすべての人との共同の住処なんだということを感じます。
年末年始の用宗 私の考えすぎな失敗
今回の用宗滞在は、12月30日から1月3日の年末年始でした。結果として、私は理想的に過ごすことができたのですが、やはりこの年末年始、用宗はお休みしているお店が多くて、残念ながら行けなかったところも多かった。それは、次回への「宿題ができた」と思っています。それも含めて記録しておきます。
私は、ADDressでの暮らしをはじめて、生まれて初めて「田舎あるある」をいろいろ体験しました。田舎で過ごすためには、いろいろ準備しておかないと、「思い立ったらすぐ（買う、行く）」ができないということを思い知らされています。
用宗の駅に降り立った時、乗降する人がほとんどいなかったので、私が勝手に「田舎あるある的な不安」（夜が早い。お店がやっていない。というような不安）を勝手に感じてしまっていました。
駅を降りて、拠点の近くのKOマート用宗店に立ち寄り、年末年始の営業時間を確認したところ、なんと！1月1日から3日まで休業と書いてありました。
今時、三が日を休業するスーパーってあるんだ。えー。じゃあこの辺の人は、昔みたいに3日間分の食料とか買い込んでいるのかな。まさかお正月は、周囲の全然お店がやっていないのでは？？と不安になりました。
その時滞在していた会員さんが車で来ていたので、ご厚意で少し遠くの大型スーパーまで乗せてもらい、「余るくらい」食材を買い込んできました。
でも、結果として、元旦も営業しているスーパーも飲食店もあったし、（もちろんコンビニだってある）普通に生活できました。用宗はそんなに田舎じゃありませんでした。
今回、①私が食料を買い込みすぎて外で食事できなかった ②年末年始だったのでお休みしていて行くことができなかった という二つの理由で、次に用宗に来た時には行きたい！という「宿題」もできました。
前置きが長くなりましたが、用宗で楽しかったこと＆次回への宿題を書きます。
メイントピック
・ニースみたいな用宗を楽しむ
用宗の拠点からは、歩いて3分で海を見ることができます。
広くて、青い海。
拠点から東側に向かって自転車を走らせ、漁港をこえて、広野海岸公園あたりまで来ると、広くて青い空。広くて青い海。まるで日本ではないような、リゾートっぽい絶景を楽しむことができます。
1月初旬の冬のさなかであっても、公園では人々は薄いダウンで、暖かい日の下で、楽しく遊んでいます。冬に天気がよくて、暖かいところってやっぱり幸せ。
・初日の出を見る
拠点から歩いて3分の海は、東側に向かっていて、初日の出が見られるとのことで出かけてきました。
元旦の日の出の時間は7時少し前。多くの人が、初日の出が出るのを待っていました。暖かい用宗もさすがに日の出前は暗く寒い。人々は、太陽がちょっと顔を出した瞬間にすぐにおうちに戻っていきました。
私は、初日の出を時間をかけてゆっくりと堪能しました。新しい1年。よい1年になりますように。
・用宗みなと温泉
初日の出待ちで身体がすごく冷えてしまったのと、元旦朝7時から、温泉をオープンしますよ！という掲示を見ていたので、日の出を見た後、温泉に行ってみることにしました。
新しくて、広々した温泉でゆっくり温まりました。お風呂は露天風呂、イベント風呂（私が行ったときには、コエンザイムQ10 のお湯でした）炭酸風呂、サウナがあります。更衣室もとてもきれいです。
私は食材をたくさん持っていたので外食できなかったのですが、唐揚げが食べられるレストランと、富士山が見えるテラスがあり、静岡の名産品なども購入できます。温泉に入らなくても、お食事だけ、お買いものだけでも利用できるそうです。
今度来た時に行きたいところ
・HUTPARK MOCHIMUNE
海岸を自転車で散策していたら、新しい建物が建っていて、多分、運営の方であろうと思われる人がいたのでお話ししました。HUTPARK MOCHIMUNE漁具小屋（ハット）のイメージを外観デザインに取り入れた商業施設ということで、これから順次お店がオープンしていくそうです。
こちらはCSA不動産というところが手掛けているようで、私が行った、用宗みなと温泉や、日本色という一棟貸し物件などのプロジェクトをやっている企業です。いろいろ面白い取り組みをしていらっしゃるなあと思いました。
私がお邪魔したときは、まださびしくTシャツ屋さんが1件オープンしているのみだったのですが、また訪れたときには立ち寄ってみたいなと思います。
・オステリア イル カスターニョ （Osteria Il Castagno）
用宗の拠点のすぐ近くに、古民家を改装した素敵なイタリアンレストランがあります。WEBでみて、素敵そう。でもお正月だからお休みだよね。と思いつつ、外観だけでも、と見に行きました。ちょうど、オーナーシェフの方がお庭でお正月の飾りつけをしていたので、話しかけてみたところ、中に入れてお店を見せてくださいました。
素敵なお店。用宗が気に入って移住され、すごくこだわりをもって、古民家を改装し、住居兼、店舗にしたとのこと。改装の段階でのいろいろなお話をお聞きして楽しかったし、ものすごくかわいい（ほんとにかわいかった！）息子さんにも会うことができました。
今度用宗に行ったときには、ぜひ、お食事に行きたいと思いました。
まとめ
ということで想像以上に「リゾート」だった用宗。暖かくて、拠点も広くて、家守さんもやさしい。長期滞在しにまた行きたいなと思います。
ADDressしてると、「日本には知らなかったけどいいところがたくさんあるんだなあ」と日々思います。楽しかった。
今夜もよい夢を見られますように。
コメント
用宗は初めて聞く地名です。日本のニース、素敵です。
以前ブラジル人ファミリーと掛川にシュラスコを食べに行きましたが、お店の中はポルトガル語オンリー、隣接のスーパーもブラジルの食材店で、ブラジルに行ったみたいでした。
お正月は伊豆半島で過ごすことが多かったのですが、もう少し足をのばすのもいいなと思いました。
東京の初詣は喜多見の氷川神社に行きました。二子玉川からは遠いですが、梅の時期はいい香りがします。
楽しい旅の記録、いつもありがとうございます。
めーさん。こんにちは。
用宗については、多くの方から「知らなかった、行ってみたい！」とコメントをいただいています。のんびり過ごすにはとてもいいところですし、これからもっといろいろ素敵なところができそうです。
2月になったら、梅が咲き始めます。私は梅の花の香りが大好きです。
ブラジリアンタウンは日本各地にあるようです。知りませんでした。
めーさんって、本当に何でも知ってる！いつも色々教えていただいてありがとうござます。