会社を辞めるということ 無職の嗜み 各論2 「ごちそうしてもらうこと」を受け入れる。

最近、少しだけ、人からごちそうしてもらうこととについて、どうしたものか・・悩んでいました。悩んだ時には、自分軸をしっかり決めておく。ということが必要だなと思ったので、考えをまとめてみました。

「ごちそうしてもらうこと」について考えるようになったきっかけ

ことの発端は、無職になってからのお友達とのお茶や食事のお誘いでした。

先日、友人が近くにいるからお茶しない?と連絡をくれました。わーい。と出かけて行って楽しい時間を過ごしました。いいな。自由な時間がたくさんあるのって。うれしい。

お会計の時に、その友人が「今日は急に誘ったから。」と言ってお茶代をごちそうしてくれました。今までにはなかったことです。

以前、勤めていた会社の人から、「その後(会社を辞めてから)どうしてる?」と連絡があり、お食事に誘ってもらいました。支払いの段階になって、その方が少し多めに支払ってくれました。これも今までにはなかったことです。

そうです。これは私が無職になって起きた、「新しい出来事」なのでした。いいのかなあ。「ありがとう。ごちそうさま!」と言ったものの、果たして、ごちそうしてもらってもいいのかなあ。と考え始めました。

「ごちそうしてもらうこと」について、深く考えてみた

ふと考えてみると、ここ10年くらいで私が仲良くしている人たちは、おおよその生活水準の近いひとたちばかりでした。上司、部下の関係でない限り、基本、ごちそうしたり、されたり、ということはあまりありません。何かしてもらった時には、良いもの、素敵なものを見つけてプレゼントをし合う、というような関係でした。

なので、最近のこの「ごちそうしてもらう」ということについては、お互いが慣れていないし、ちょっと不思議な感覚でした。

私の過去の人間関係やおつきあいを振り返ると、お互いの生活レベルが変わることで、だんだんとお付き合いが難しくなってしまうというケースもありました。

無職になった私に対して、どこまで誘っていいのか、食事代を負担することを申し出るほうがいいのか、と周囲のほうが気を使ってしまうのかも。とも思います。

私自身も、支払いに関する友人たちからの申し出について、今までのように収入があるわけではないけれど、厳しい倹約的な生活をしているわけでもないので、ごちそうしてもらっていいのかな。逆にと気になります。

一方で、ADDressの方たちとのお付き合いにおいては、何かいただいたり、差し上げたり、ということはあり、それは同等になっているように思います。頂いているのに、差し上げるものがない時には、小さな気持ちや労働(何か手伝って差し上げるとか・・)して、なんとなくFair になるようにお互いがしあっている感じがあります。

ただ、今までの友人たちに対して、労働でお返しするというのもなんか違うな。と思い、私自身は「してもらうばっかり」の居心地の悪さがあるんだなと気づきました。

私が決めた軸。無職の嗜み。「ごちそうしてもらうこと」を受け入れる

長い目でおつきあいを考えること。

色々考えてみた結果、人間関係を長い目で考えることにしよう。と思いました。最近仲良くしている人たちは、大人になってから出会った友人たちであり、彼ら、彼女らは自立していて、とてもSmartな人たちです。

長い人生において、そしてこの不確かな時代においての今の私の選択を尊重してくれていますし、興味深く見守ってくれています。

なので、彼らがごちそうしてくれるという時には、気持ちよく、ごちそうしてもらおう。と。

今日のランチ、今日のディナーという短いタームではなくて、これからの人生、そのくらい長い間、というスパンで考えていって、「いつか私がお返しできるときに」お返ししよう。と決めました。

私から誘おう。

きっと私が「ここに行かない?」と誘えば、相手は気が楽だと思います。こちらが誘えば、ごちそうしたほうがいいかな?という余計な心配もなくなるし、このくらい余裕はあるんだ。というような「目安」もできるのかも。と思います。

私自身は、この多拠点生活の中でHigh & Lowの考え方も嗜みとしています。Highの部分を彼らと一緒に楽しめればいいな。と思っています。

*多分ガッツレンタカーに乗らない?と言ったら断られると思うので笑

色々決めると気持ちがすっきりします。環境が変わり、新しい体験が増えるのとともに物事の見方、考え方も多様にしたい。よい方向へチェンジしていこう。と決めました。

今夜もよい夢を見られますように。

コメント

  1. こんにちは、横須賀美術館も大好きな場所です。
    向かい側の日帰り温泉も海が見られて楽しい。
    御馳走させてあげる、という施しを
    まわりにあたえてあげることも仏教では修行のひとつらしいですよ。
    寒くなってきましたね。
    京都から帰ってきて、東京の季節が急にすすんでいるのに驚きました。
    お風邪などひかれませんように。

    • めーさんこんばんは。そうなんです。東京はここのところ、冬のように寒いんです。私は寒さが苦手なので、どこか暖かいところに避難したいです!
      仏教での考え方、なるほど。と思いました。今まで自立することを大切だと思ってきたし、そうありたいと思っていました。今でもそう思っていますが、やはり人は一人では生きられない。
      施しについて少しだけ調べてみましたが、施しという考え方がそもそも一人では成り立ちません。
      釈尊は「財力や智慧が無くても七施として、七つの施しが出来る」と説いているというのをみたので、自分ができることをしたいと思います。
      めーさんもお体ご自愛ください。

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