会社を辞めるということ。仕事してるから時間がない、は嘘だった。

仕事をしていた時と辞めたあと。

生活時間はどのように変わったでしょうか。仕事を辞めて約2か月。驚いたことに、全然時間が足りません。

退職後に時間が余り過ぎて、退屈してしまうのではないか、という恐れもあったのに、この2か月間、毎日程よく疲れて、ベッドに横になった瞬間から朝までぐっすりです。

仕事を辞めたら時間ができて、もっといろいろなことができるのではないかと思っていたのですが、そうでもない。という事実にちょっと愕然としています。

今後のことを考えるにあたって、まず、仕事をしていた頃の生活と、今の生活を比較してみたいと思います。

仕事をしていた頃の生活

仕事をしていた頃、長い間とても忙しかった。

今となっては、もうすごく前のことのように感じているのですが、忙しいのが当たり前になっていて、自分ではそれほど自覚がなかったけれど、周りの人から「Emilyさんは忙しいから」「働きすぎないで」といつも言われていたように記憶しています。

私自身は仕事が好きだったし、忙しいことは全然問題を感じていなかったのですが、忙しい中で睡眠時間を確保したり、自分の時間を作ることを常に試行錯誤していました。

会社を辞める直近の生活はこんな風でした。

・平日

朝5時起床。

5:00~7:00 身支度や家事。読書やSNSのチェックや映画を見たりすることも。

7:00出勤 20:00~22:00の間で勤務終了。

20:00までに仕事が終わった日は、そのあとスポーツクラブへ。月に2回くらいは、早めに仕事を終えて友人と食事の約束をしたりしていました。

23:00に帰宅。23:30には就寝。

帰宅後は何もせずに、すぐに寝ていました。そして、朝のほんの少しの自由時間以外は、ほとんど仕事をしていました。

今考えると笑える感じですが、仕事をしているときには何しろ時間を節約したくて、フルーツなど、包丁を使って皮をむくようなものを食べることを避けていました。いちごとか、ブルーベリーとか、手で向けるみかんとかに限って食べることを自分に許可していて、そこまで神経質に時間を確保することに注力してきました。

仕事は忙しかったのですが、自分で時間をコントロールできる状況だったので、ほぼストレスはありませんでした。

週末

月2-3回は友人と食事などに出かけていましたが、それ以外の日は、基本的に、自宅や、自宅近くの公園、図書館、スポーツクラブ、美容室やエステなどで過ごしていて特別な趣味などはありませんでした。

健康のために、できるだけ食事を手作りしたかったので、週末に大量に料理を作り、冷凍ストックし、その中から毎日お弁当も持っていきました。

平日が忙しかったこともあり、休日はどちらかというとのんびり過ごすことを好んでいましたが、「時間があったら、あれもこれもしてみたい」と思っていて、いつか仕事を辞めたらのんびりいろいろなことができるのでは。と思っていました。

・まとまった休暇

まとまった休暇を、年間4-5回取るようにしていたので、(そのためにいつも忙しい。というのもあります)休暇の時には常に海外旅行に出かけていました。友人と一緒に。または一人で。現地で友人と落ち合う。というスタイルで、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの都市に出かけることが多かったです。

仕事を辞めた後の最近の生活

現在は平日、週末がないので、日々同じように生活しています。

7:00から8:00の間に起床

8:00~12:00 ゆっくり朝ごはんを食べて午前中には

・ブログ、SNS関連のこと

・英語の勉強

などをしています。

12:00~17:00 午後は

・今後の移動の計画や手配

・いろいろな手続き(生活のダウンサイジングや退職、引っ越し関連など)

・散歩とか買い物

18:00以降の時間は夕食を作って食べ、あとは映画を見たり、オンラインでお友達と話したり、本を読んだりしています。

あとは、多拠点生活のため、移動日というのが必然的に発生するので、移動時間が結構かかっています。

仕事をしていた時と辞めた後で変わった時間に対する意識と使い方

仕事をしていた時には「常に時間がない」と感じていたので、何でも短時間で、効率的にすることをトッププライオリティに置いていました。

例えばスポーツクラブなどは、健康にいいですし、スポーツクラブでお風呂に入ってしまえば、お風呂の掃除やバスタオルの洗濯などは必要なくなります。そういう一石二鳥みたいなことを探すのも好きでした。

先述したように食事もできるだけまとめて作るようにしていました。

仕事を辞めるた直後から最近まで、「仕事を辞めたんだから、いっぱい時間がある」と思い込んでいたので、効率的にすることをあまり考えずにのんびりやろう。と考えていました。

都度食事を作り、包丁を使って果物の皮をむき、(今年は本当にたくさん桃を食べました。)時間をかけて食事をしていますし、なんでも急がないで、ゆっくりするようにしています。

新しく始めたことも多いので、うまくいかないこと、時間がかかってしまうことが多く、それでもまあいいや。と構えています。

この心理は、仕事をしていた時とは雲泥の差です。仕事をしていた時には、時間がかかることをすごく避けたくて、自分の失敗で時間がかかってしまうようなことが起きたときには、常にイライラしていました。私ってほんとバカ。と大きなため息。近くにあるものを思いっきり蹴りたいと思う衝動を抑えるのが大変なくらいでした。

それに比べれば、今の生活は本当にゆったりはしています。ただ・・・

実は、それほど時間が余らず、「本当は時間があったらしたいと思っていたこと」がそれほどできていないことに最近気づいて、ちょっと焦っています。このままでは、何もできないまま、1年くらいすぐに経ってしまいそう・・・。

仕事をしているから時間がない、は嘘だった。

心のどこかで、仕事辞めたんだから少しくらいゆっくりしなきゃ。と思って過ごしたおよそ2か月。

今のようにのんびりした生活は、思いのほかに気に入っているものの、やっぱりやりたいこと、やるべきことをする時間を増やそうと思ったら、時間が足りない。仕事を辞めたら時間ができる。時間の問題に関して解決できる。と思い込んでいましたがそれは違いました。

本当に自分がやりたいことは何か。そのために24時間をどうやって使うのかを考え直す時が来ているようです。

今夜もよい夢をみられますように。

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