この夏、北海道で37日間を過ごし、ADDressの7つの拠点すべてに滞在しました。
どこが一番良かったですか? 誰かに聞かれるかもしれないと思って、考えてみたのですが、ランキングにするのは難しい。
すでにADDressを利用している人はわかると思うのですが、拠点は、ひとつひとつ特徴があり、それぞれに違います。だから、どこが1番、というのは決められないと思いました。
自分の中では、次来るときには、こうしよう、みたいなTIPSは生まれます。なので記録しておきたいと思います。
そして、わたしなりの「こんな宿」的な定義づけをしました。
ひとつ言えることは、「ここにはもう泊まりたくない」というところは一つもありません。それぞれに異なる拠点を、自分なりに工夫して過ごすことで、滞在の楽しさを自ら創造することが可能です。
贅沢を言えば、ですが、北海道の拠点は宿泊施設との提携のみなので、今後は、ADDressらしい家守さんやほかの会員さんとおうちで過ごせるような拠点ができたらうれしいな。そして、道東にも拠点があったらいいな。と思います。
ではレビューしていきましょう。(順不動です)
富良野(Hostel TOMAR) 宿泊施設タイプ:ゲストハウス
北海道らしい大自然を感じつつ、海外に行ったような気分になれる、最高に気分が上がるゲストハウス。
- 宿泊日数8日 *7月に7泊、9月にADDressではない予約でドミトリーに1泊しました。
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(室内) ☆
- 仕事のしやすさ(建物内) ☆☆
- 施設の新しさ ☆☆☆
- 清潔さ ☆☆☆
- 自炊のしやすさ ☆☆ *コロナ対策でキッチンが制限されていたため
- スタッフの方の対応 ☆☆☆
札幌⇔富良野へのバス停のすぐ目の前。新しくて、清潔。ヨーロッパのユースホステルみたいなおしゃれなゲストハウスで、スタッフの方もとても親切です。大自然が近くにあるのに、施設の中(1Fのレストランやカフェ)では都会と同じように、コーヒーを飲みながら(夜はスパークリングワインを飲みながら)PCで作業もできる。
個室内は木のものすごくいい香りがします。
ドミトリールームは一つ一つのベッドが広く、荷物を収納するスペースに余裕があり、大きな貴重品ロッカーも完備されています。
個室内には簡易的な机があるので作業できますが、長時間は厳しいです。*キッチンや、フロント近くにも作業できるスペースはありました。個室内は小さな窓しかなく、建物内も窓がないので少し圧迫感があります。1階のレストランやワークスペースに降りていけば、外を見ながらお仕事できます。次に行くことがあれば、1階をもっと利用しよう。と思いました。
TOMARは(私が今まで利用したことのある数少ない経験の中では)「BEST1」のゲストハウスです。
札幌A邸 宿泊施設タイプ:マンションタイプ
自分が将来を夢見る若いクリエイターになった気分で過ごす、そしてパリの屋根裏部屋に住んでいることを想像し、初心忘れるべからず、となぜか思ってしまう部屋。
- 宿泊日数 2泊(9月)
- 駅/バス停からのアクセス ☆
- 仕事のしやすさ(室内) ☆ *個室内にデスクはありません。
- 仕事のしやすさ(建物内) *対象外 コロナで利用が制限されていたため
- 施設の新しさ ☆
- 清潔さ ☆
- 自炊のしやすさ *対象外 コロナで利用が制限されていたため
- スタッフの方の対応 *対象外
中の島駅から徒歩10分の住宅街の中にある拠点です。現在こちらの拠点は、共用施設の利用が制限されているので、十分に楽しめないまま滞在が終わってしまいました。
今時、都内にも古い小学校をリノベーションしたアートスペースなどがありますが雰囲気はそんな感じです。
居室内に入り、「こんなに小さいバスタブってあるんだ」という驚きの狭いバスルームを見て、お湯がちょっとしか出ない(お湯はちゃんと出ます!)パリの屋根裏部屋に住んでいるような気分になる部屋です。そして洗面台がないので、かつてはキッチンであったであろう場所で洗顔するしかない感じでした。
こちらの施設はどこまで清掃されているのかわからない感じなので、水回りなども自分で掃除してから使いたい感じの拠点です。
コンセプトに書いたように、なんとなく売れないクリエイターの下積み時代みたいな気分になれる場所で、いろいろ工夫して愛着を持って暮らすことが必要な拠点です。
札幌B邸 B (京王プレリアホテル札幌)宿泊施設タイプ:ホテル
都会的な時間を過ごすことができる洗練されたビジネスホテル。のんびりしつつ、自分メンテナンスをするのにも最適な拠点。
- 宿泊日数日 5泊(7月)
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(室内) ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(建物内) ☆ *時間制限あり
- 施設の新しさ ☆☆☆
- 清潔さ ☆☆☆
- 自炊のしやすさ *該当なし
- スタッフの方の対応 ☆☆☆
札幌駅北口からすぐ。小樽へ移動する時にも、北大の前のバス停から乗車することができて便利です。
お部屋で仕事をして疲れたら大浴場に行く、というようなホテルライフを楽しんだり、、札幌の美容室やネイルサロンに行ったりして、観光以外にも都会的な札幌を満喫しました。
新しく洗練された施設、大きな大浴場があって(ロッカー数53)、15:00~23:00、5:00~9:00と滞在中のほとんどの時間の利用が可能です。大浴場には、メイク落としからボディミルクまでアメニティも充実。個別に仕切られたブースがあって、時間をかけてお肌のお手入れをしたり、ドライヤーで髪を乾かすことが可能です。
朝食のレストランの場所は、15時から23時まではラウンジとなり、コーヒーや、ハーブティなどの飲み物が提供されています。PC作業をするのはもちろん、お出かけしてホテルに戻った時に、ちょっとカフェタイム。とラウンジに立ち寄って、疲れた足を休めてからお部屋に帰れます。
札幌C邸 (T mark City Hotel 大通)宿泊施設タイプ:ホテル
コンパクトできれいなビジネスホテル。札幌のどこにでかけるにも、徒歩、様々な交通機関の利用が可能で便利。
- 宿泊日数日 3泊(9月)
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(室内) ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(建物内)不可 *一応ロビーに小さいデスクと椅子あり、ですが作業は難しそう
- 施設の新しさ ☆☆☆
- 清潔さ ☆☆☆
- 自炊のしやすさ 該当なし *1Fロビーに電子レンジあり
- スタッフの方の対応 ☆☆☆
大通駅から徒歩5分。バスにも、地下鉄にも、市電にも乗りやすいアクセスしやすい施設です。
仕事で利用するようなビジネスホテルなので、狭いですが、新しくて清潔です。お部屋にネスプレッソがおいてあるのが嬉しい。どちらかというと拠点でゆっくりするというよりは、サクッと仕事をして遊びに出かける、というのが適しているタイプの拠点です。
※4.の札幌D邸とは同じ系列のホテルですが、アメニティなどは種類が違いました。C邸のほうがアメニティのクオリティは高いです。*D邸にはネスプレッソはありません。
札幌D邸 (T mark City Hotel )宿泊施設タイプ:ホテル
古い宿泊施設(マンション?)をホテルに改装した建物。広い部屋を楽しむ。部屋で仕事したり、のんびりするのに最適。小説家のように、カンヅメされているように、お部屋で過ごすのもいいかも。という拠点。
- 宿泊日数日 1泊(9月)
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(室内)☆☆☆
- 仕事のしやすさ(建物内) ☆ *ロビーにソファのみ(デスクなし)
- 施設の新しさ ☆
- 清潔さ ☆☆
- 自炊のしやすさ 該当なし *1Fロビーに電子レンジあり
- スタッフの方の対応 ☆☆☆
札幌C邸から歩いて移動できます。すすきの駅までも10分かからずに歩けます。
建物が古いので、C邸との違いに一瞬驚きますが、部屋が広く快適です。部屋の中はトイレ、バスルームを除き、リフォームされています。
歓楽街にあるので、部屋には大きな窓があるにもかかわらず、景色は期待できず。また、建物内にオフィスや飲食店が入っていて、ホテルの客室階に外の人が入れてしまうので、セキュリティ面で心配なことも。私が泊まった夜はたまたま誤作動で、(間違い?いたずら?)で夜火災報知器が、断続的に2時間くらい作動していて少し不安でした。
部屋が広いというのは思いのほか快適。あとはパジャマが白色(そして上下がセパレートになっている)というのが、好印象でした。部屋で過ごす時間が長いときは、パジャマが気に入ると嬉しいですね。たまには自分の持ってきたパジャマ以外のもので気に入ったものがあれば着るのが楽しいです。
小樽A邸 宿泊施設タイプ:マンションタイプ
ひとり暮らしの小さいマンションのような施設。バス、トイレ、キッチン、洗濯機がすべて自室にあるので、自分の家のように暮らすことが可能。この山の上の静かな施設で長く滞在して、で自分を見つめたり考え事をするのに最適な拠点。
- 宿泊日数日 11泊 *8月に9泊、9月に2泊しました。
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆
- 仕事のしやすさ(室内) ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(建物内) ☆☆
- 施設の新しさ ☆ *内装はリフォーム済み
- 清潔さ ☆
- 自炊のしやすさ ☆☆☆
- スタッフの方の対応 該当なし
札幌からのアクセスはバスが便利です。徒歩5分くらいのところにバス停があります。山の上、水天宮の近くの拠点なので静かで、夜などは遊びに出かけるような気持ちにはならないので、ひっそりと静かに生活するのにはいいところです。
こちらの拠点は、水回りの清掃はプロの方が入られているようですが、それ以外は室内も、共用施設もあまり清掃がされていないので、どこもかしこも、ものすごく埃っぽいです。自室は、拠点についてたらすぐに、掃除機をかけたり、換気したり、ほこりを取ったりしてから使用する必要があります。共用部分として1階にワーキングペースがあるので、自室での作業に飽きたら、1階に下りて行って作業もできますが、ここもものすごく埃っぽいし、窓は蜘蛛の巣だらけみたいな感じです。
なので、私はここは「自分の別荘に来たんだ」と思いこんで、着いたらすぐに掃除しています。ここでは、長く滞在するなら、「自分好み」の部屋に作り上げるつもりで、掃除をし、洗濯をして、花を飾り、空気を浄化して、それから日々、料理をしたり、本を読んだりして快適に過ごせるように工夫をするのが楽しいという拠点です。
キッチン用品は揃っていますが、ふきんなどはないので、ペーパーナプキンを買ってから、(クイックルワイパーも・・)行くのが便利です。
小樽B邸 宿泊施設タイプ:ゲストハウス
観光も、ワーキングも。お天気が良ければ、テラスでごはん。海風に吹かれて、カモメの鳴き声を聞いて、海の街小樽を感じられる拠点。
- 宿泊日数日 5泊 *7月に3泊 9月に2泊しました。
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆☆
- 仕事のしやすさ(室内) 該当なし
- 仕事のしやすさ(建物内) ☆☆
- 施設の新しさ ☆☆☆
- 清潔さ ☆☆☆
- 自炊のしやすさ ☆☆☆ *調味料がありました。
- スタッフの方の対応 ☆☆☆
こちらの拠点も小樽A邸と同様に、札幌からのアクセスはバスが便利です。路線バスのバス停からも近く、駅も近い。小樽の主要な観光エリアへは徒歩でのアクセスが可能です。
建物の1階には品揃えのいい、大きなローソンがあります。
きれいだし、清潔だし、スタッフの人はフレンドリーだし、すごくいいゲストハウスです。リビングにあるソファの座り心地がとってもいい。テラスがあるのもいい。
ADDressで使えるお部屋は男女兼用のエリアにありますが、女性専用の区画があり、トイレ、シャワー、洗面所が完全に女性しか入れない構造になっていて、とても広くて快適です。
8.番外編:The Stay Sapporo 宿泊施設タイプ:ゲストハウス*こちらはHafhを利用して宿泊しました。
- 宿泊日数日 3泊 *8月に2泊(ドミトリー) 9月に1泊(個室)宿泊しました。
- 駅/バス停からのアクセス ☆☆
- 仕事のしやすさ(室内) 該当なし *個室にもデスクはありません
- 仕事のしやすさ(建物内) ☆☆☆
- 施設の新しさ ☆☆ *室内はリフォーム済み
- 清潔さ ☆☆☆
- 自炊のしやすさ ☆☆☆
- スタッフの方の対応 ☆☆☆
人気の北海道で、ADDressの拠点の予約が取れないときには利用したいと思います。スタッフの方はとても親切ですし、施設内はとてもきれいで、清潔です。Hafhのドミトリー利用の場合は、男女混合のドミトリーになります。
まとめ
ということで北海道の拠点についてまとめました。また行きたいな。夏の北海道。
また別のエリアの拠点情報がたまったら、まとめレビューを書こうと思います。
今夜もよい夢を見られますように。
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