会社を辞めるということ 無職の嗜み 各論4 働いていない罪悪感との闘いは「絶対出世払いする」という自分との約束で乗り切る 

 私はADDressでの生活をはじめて、思いのほか楽しく暮らしています。毎日、こんなに楽しくていいのかなあ。と思っています。

でも、時々、「働いていない自分」に対して、なんとなく後ろめたい気持ちになることもあります。

会社を辞めることにしてから9か月、仕事をしなくなって5か月、会社を辞めて3か月経つわけですが、ここでいったん、現在の自分の気持ちを整理しておこうと思います。

次の人生、次のキャリアを見つけるための退職

会社を辞めて、ADDressのサービスを使って生活しよう。と思った時には、こんなことを考えていました。

社会人になってから1度もブランクなく働いてきたんだから、少しゆっくりしよう。人生100年時代といわれる現代。ゆっくりして、自分の人生や次のキャリアについてちゃんと考えよう。

色々計算したり、準備したりして、新しいキャリアを模索しながら、仕事をしない期間が1年。長ければ2-3年。何とか生活していけそう。いろいろなトライアルをするのに、アルバイトしたっていいな。と考えていました。

だから仕事がない期間は、私にとっては、次へのステップ、いったん立ち止まって成長するいい機会だと考えていました。今でもそう考えています。

最近時々感じる、働いていないうしろめたさ

日々の生活が楽しい!と感じる一方で、長年会社員として働いてきたので、働いていない自分を客観的考えたときに、少し罪悪感を感じることがあります。それはどんなときかというと・・

1.周りの人が忙しそうに仕事をしているときや、失業給付を申請するとき。

自分は健康で元気いっぱいなのに、仕事をしないで、ごはんをたべてもいいのだろうか。と考えたりします。また、日々(本当に楽しいので)遊んでばかりいて、本当にいいのだろうか。このまま遊び続けていることが、自分にとって学びになるのか、後退になるのか、わからない。というような気持ちになることがあります。

2.社会貢献ができていないと感じるとき。

私は、会社で働いていた時には、長年、毎月ユニセフへの募金をしてきました。また、サービスグラントという団体で、プロボノ活動をしてNPOの支援に関わったこともあります。

会社でも(あまり積極的ではなかったけれども)様々なCSRの取り組みがあったので、参加していました。

たくさんの収入を得られるようになることで、たくさん納税をすることも、困っている人のためになると思っていました。

そして何より、自分が様々なサービスを生み出す仕事をしていることで、それが誰かの役に立っている。自分の小さな力が、「会社」という組織の中で、ブーストされ、社会貢献ができているんだ。とも思っていました。

人にはいろいろな社会的役割があります。私は、たまたま健康で元気に生まれた、という幸運を持っています。

私自身は、直接的に人を助けたり、親切にすることは不得手なので、自分ができること、すなわち、ビジネスの世界で活躍すること、をすることで、小さくでも社会に貢献したいなと思ってきました。

会社を辞めたときに、ユニセフへの募金をやめたのですが、再度、勧誘のDMが送られてきたのを見たとき、やっぱり、私はこんなに元気なのに、1円の稼ぎもなく、社会の役に立てていなくて、本当にいいのだろうか。と考えてしまいました。

今は人のお世話になるとき。次へのステップのために。

私が会社を辞めるときには、それなりに大きな決断が必要でした。

自分の人生を考えたとき、やっぱり今仕事を辞めることが「必要」なんだ。と考えたことをもう一度自分の心にしっかりと刻もうと思いました。

ぐらぐらと中途半端に悩むのではなくて、まずは自分のことをしっかり面倒見よう。

私は、きっとこれからも長く生きるだろう。この1年か2年か、3年は、社会貢献はあまりできなくなるけれど、いつかまた、自分の人生の軸がちゃんと出来たとき、あらためて世の中のために何かできることを見つけよう。必ずしよう。と心に決めました。

いろいろ書いてみたら、少し気持ちがすっきり。よかった。

今夜もよい夢を見られますように。

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