最近ADDressの東京拠点が増えていますが、東京エリアは、大人気でいつも予約がいっぱいです。
年の瀬ということもあり、都内での用事がいろいろあるし、夜遅くなって、駅から遠い二子玉川の拠点に、毎日帰るのは面倒だなあ。と思って、見ていたところ、上野の拠点に空きがあったので、泊まってみようと思って3泊、予約しました。
私は東京生まれ、東京育ち。祖父母も東京なので、生まれたときから今日までずっと東京で暮らしています。学校も、職場も東京。でも、東京西側です。
東京、と一言でいっても、東側と西側って結構違います。西側で生まれ育った私は、大人になるまで「もんじゃ焼き」を食べたことがなかったし、東京タワーとか、浅草とか、は生まれてから、1-2度行ったことがあるだけ。ゴマ油で揚げた、黒い色のてんぷらは、私にとっては、観光地の珍しい食べ物です。
上野。上野は、子供のころ動物園にパンダを見に行ったなあ。大人になってからは、美術館、博物館に行くために行く場所でした。
今回、上野に宿泊して、自分の用事(歯医者&美容室&友人宅&ハローワーク&買い物などなど)をこなしながらの4日間だったのですが、少ないフリータイムに、少しだけ楽しい初体験ができました。でも、いろいろな人に聞いてみるとまだまだ上野でやってみたいことがたくさん。
冬の間、東京で遊ぶのも楽しいかも。と上野滞在をエンジョイしてきました。
上野拠点へのアクセス
上野拠点は、JR山手線の鶯谷、地下鉄日比谷線の入谷のどちらからでも徒歩でアクセスできます。
私は滞在中、渋谷、上野、駒込に用事があって出かけましたが、上野や駒込にはエクササイズを兼ねて、歩いていきました。上野までは20分。駒込までは1時間くらいです。疲れた、と思ったらバスや電車、タクシーに乗ればいいので、こういうのも都内のいいところだと思います。
宿泊した場所
上野の拠点はゲストハウスとの提携拠点。築100年以上の古民家をリノベーションしたゲストハウスです。スタッフの方はとてもいい方ばかりだし、内部のファシリティは、きちんとリノベーションされていて、おしゃれで清潔。要所要所にかわいい工夫がありました。
キッチンにはあらゆるキッチンツールと、調味料がありますので、自炊がしっかりできます。
古民家なので、すきま風が入ってとても寒いのですが、贅沢すぎるくらい暖房設備が整っているので、暖かく過ごすことができます。
昼間はカフェ、夜はバーを運営しているそうでしたが、今回は時間の関係で利用できませんでした。周辺にもいろいろ行きたいところがあったので、また行きたいなあ。と思っています。
メイントピック
・鈴本演芸場
ADDressの方に、上野の拠点にいくならぜひー。とおススメしていただき、どうしようかなあと迷いつつ、行ってみることに。
入口からして、すごく入りにくい雰囲気・・。あまりよくなかったら途中で出てくればいいや。と思って入りました。
鈴本演芸場は、昼の部と、夜の部があり、それぞれ、落語・漫才・曲芸・紙切り・奇術・ものまね・曲独楽・歌謡漫談・俗曲など4時間にわたり、バラエティに富んだ内容の演芸を観ることができます。
途中入場、退場も可能。大人の料金は3,000円です。※未就学児は入場不可
結論として、すごくおもしろかった。芸事って、すごいなあ。と思いました。私は、こういう演芸を初めてリアルで観たし、紙切りなどは初体験だったので、いちいち感激しました。
「紙切り」って多くの方がご存じなんでしょうか?私は知らなかったし、すごく感動でした。
紙切りというのは、、紙をはさみで切り、形を作るという伝統芸能のひとつで、小話をしながら、紙を切っていって、そのお話しの終わりには、素晴らしく繊細にカットされ、そのお話しに基づいた切り絵が出来上がります。
客席とのインタラクティブな芸になっていて、観客のさまざまななリクエスト(無謀なものであっても)に応えて、即興でお話しと切り絵をその場で創り上げる技術は、まさに伝統芸能。
客席の後ろのほうからも、出来上がった切り絵作品が見えるように、OHPで映し出されたものを観ることができました。
紙切りをみて、すごいなあと感動してましたが、落語はもっとすごかった。これはやっぱり「技」なんだ。落語がうまい人の、話の技術というのは本当に秀逸でした。座布団の上に座っただけ、衣装も小道具も、余計な演出は全くないのになのに、ストーリーに引き込まれる。
紙切りも落語もすごい芸能なのに、出入り自由、飲食自由(現在は飲酒はできません)と気楽に観ることができる。それもすごくいいなあと思いました。
演芸場の初めて体験。ほんとに行ってよかった。
こんなに素晴らしい日本の芸ではありますが、落語を外国人には理解してもらうのは難しいなと思いました。
私は以前、韓国人の同僚に、韓国で「NANTA」というミュージカルを観たことがあります。韓国語がわからない私もすごく楽しかった!
ノンバーバルで感じられる、マジックショーとか、音楽込みのコメディとかは、ユニバーサルに楽しめますが、落語とか、紙切りは、日本語が理解できないと理解が難しい。というか日本がわかるからこそ、この素敵さがわかる。
日本語の素晴らしさを伝えるためにも、長く残っていってほしい芸能だなと思いました。また観に行こう。
・人との出会い&死ぬほどかわいいブローチ
上野の拠点のダイニングテーブルでごはんを食べていたら、同じお部屋に泊まっているかわいい女性も食事の支度をしていました。上野松坂屋にお仕事で来ているとのこと。いろいろ聞いてみると、ブローチのクリエイターさんらしい。ブログやHPで作品を見せてもらったら!なんてかわいい!
ということで実際に松坂屋まで、実物を見に行って、ブローチを買いました。嬉しい。
多拠点生活をしているが故、物を増やすことができない私。でもいいや。素敵な人に出会って、ブローチはすごくかわいかったし、私が着けていたら、かわいいね。どこで買ったの?という話にもなったら宣伝もしてあげられる。(私の宣伝力は小さいですが)
本当にセンスある素敵なブローチをたくさん作っていらっしゃり、梅田阪急などでも限定販売しているそうです。こういう出会い。貴重です。
彼女とは、毎日、朝晩と顔を合わせていました。お客様からもらった、というチョコレートをいただいたり、お話ししたり、楽しく過ごしました。お客様って、商品を買ってくれて、プレゼントまでくれるなんて。ファンの力はすごい。
まとめ
ということで上野拠点を楽しみました。予想以上に楽しかった。また次に行ったときには、谷中や根津を散策してみたいな。
今夜もよい夢を見られますように。
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